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みなづち
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AIニュース10選【8/28】ChatGPT一時チャットに新設定、Gemini動画生成ほか

AIニュース10選【8/28】ChatGPT一時チャットに新設定、Gemini動画生成ほか
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みなづちです。

2026年8月28日のAIニュースから10本を選びました。対象にしたのは日本時間8月27日10時3分から8月28日10時3分までに発表・公開されたものです。

今日は「AIに何をさせるかを、利用者が選べる形にする」発表が並びました。ChatGPTの一時チャットは、メモリやカスタム指示を使うかどうかを開始時に選べるようになりました。Claude Codeには、コマンド実行とWebの取得を一括で外すモードが入りました。Geminiの動画生成は、最初と最後のフレームを指定できるようになっています。

方向はそろっていますが、選べる範囲は発表ごとにまるで違います。Google検索の旅行機能は3つの新機能で提供範囲が全部異なり、Gemini Notebookの新機能は「自分が買った本だけ」という条件が付きます。

本記事では、以下のポイントから解説します。

  • ChatGPTの一時チャットで何が選べるようになり、保存すると何が変わるのか
  • Geminiの動画生成がGemini APIで一般提供になり、Google Flowの契約者は今日から何ができるのか
  • 同じ発表の中で提供範囲が3通りに分かれている理由
  • 日本発3本の時間軸(Ringは8月27日提供開始で有料プランが前提、楽天証券は9月2日、トヨタは2028年)
  • 昨日「未解決」と書いたGitHubの障害がどう決着したか
目次

今日のAIニュース10選の結論:ChatGPTの一時チャットとGeminiの動画生成

AIニュース10選【8/28】ChatGPT一時チャットに新設定、Gemini動画生成ほか

まず結論からお伝えします。今日の10本は「AIに任せる範囲を、利用者が選べるようにした」という一点で読むと整理しやすくなります

いちばん多くの人に効くのがChatGPTの一時チャットの変更です。原文は「We’re rolling out new controls in temporary chat. You can now choose to personalize responses in a temporary chat with memory, plugins, and custom instructions from your regular chat settings. You can also choose to save a temporary chat.」一時チャットでもメモリやカスタム指示を使えるようになり、会話を履歴に残すことも選べるという説明です。

次がGemini Omni 1.1 Flashの提供開始です。Gemini APIでは一般提供(GA)になりました。動画の続きを生成する機能、最初と最後のフレームを指定する機能、4Kへのアップスケールが入りました。原文は「Omni 1.1 is also available to all Google AI Plus, Pro and Ultra subscribers globally in Google Flow, starting today.」で、Google Flowでは対象プランの契約者が今日から使えます。

3つ目が、開発者向けの逆方向の制御でした。Claude Codeに、コマンドやコードを実行する内蔵ツールとWebの取得機能をまとめて外すモードが追加されています。機能を増やすのではなく、外せるようにした変更です。

日本発では、楽天証券が9月2日に問い合わせ窓口の生成AI化を始めると発表しました。口座を持っている読者が来週その手で触れる変更です。

そして昨日この連載が「執筆時点で未解決」と書いたGitHubの課金障害は、日本時間8月28日4時44分に解決しました。起票からおよそ20時間でした。

筆者の視点:任せる範囲を利用者が選ぶ形に、各社がそろって寄せた

AIニュース10選【8/28】ChatGPT一時チャットに新設定、Gemini動画生成ほか

ここからは私の受け取り方です。事実は各項目で書いたとおりで、ここは解釈になります。

一時チャットに「パーソナライズする」が入った意味

一時チャットは、履歴に残さず使うための機能でした。そこにメモリもカスタム指示も使える選択肢が入ったのが今日の変更です。

読み方を間違えやすい点が1つあります。パーソナライズを選んでも、新しいメモリは作られません。原文は「They do not create new memories and remain out of your chat history unless you save them.」です。読む側には効くが、書く側には効かない、という非対称な設計になっています。

私がいちばん引っかかったのは、開始後に変更できないという制約でした。原文は「Personalization can be set only when you start a temporary chat and cannot be changed after the conversation begins.」。途中で切り替えられないので、始める前に決める必要があります。

機能を足すのではなく、外せるようにした変更が同じ日に出た

Claude Codeの新しいモードは、今日の中で唯一「減らす」方向の発表でした。コマンドやコードを実行するツールとWebの取得を外し、ファイル操作を作業ディレクトリの中に限定します。

AIエージェントの話は、できることを増やす方向で語られがちです。そこに「まとめて外す」ための入り口が用意されたのは、任せる範囲を利用者が決めるという同じ話の裏側だと受け取りました。

提供範囲が1つの発表の中で分かれている

今日いちばん実務で困ると感じたのはここです。Google検索の旅行機能は、1つの発表の中で提供範囲が3通りに分かれています。航空券の価格追跡は180以上の国と地域、ポイント建て表示は全世界、ホテル予約は米国の英語のみです。

Gemini Notebookの新機能も、読み込める本は自分がGoogle Playブックスで購入したもののうち対象の本に限られます。発表の見出しだけを見て「使えるようになった」と受け取ると、条件のところで外します。今日の記事では、項目ごとに範囲を分けて書きました。

①ChatGPTの一時チャットにパーソナライズ設定、保存も選べる(8月28日)

AIニュース10選【8/28】ChatGPT一時チャットに新設定、Gemini動画生成ほか

OpenAIが、ChatGPTの一時チャットに新しい設定を追加しました。履歴に残さないための機能だった一時チャットで、メモリやカスタム指示を使うかどうかを選べるようになっています。リリースノートの見出しは米国時間8月27日で、ページのHTMLに埋め込まれた更新時刻(updatedAt)から、日本時間8月28日2時47分(米国太平洋時間8月27日10時47分)の更新にあたります。

開始時にだけ選べて、途中では変えられません

原文はこうです。「We’re rolling out new controls in temporary chat. You can now choose to personalize responses in a temporary chat with memory, plugins, and custom instructions from your regular chat settings. You can also choose to save a temporary chat.」

通常のチャット設定にあるメモリ・プラグイン・カスタム指示を、一時チャットでも使えるようになったという説明です。あわせて、その一時チャットを保存する選択肢も加わりました。

制約もはっきり書かれています。「Personalization can be set only when you start a temporary chat and cannot be changed after the conversation begins.」パーソナライズを設定できるのは一時チャットを開始するときだけで、会話が始まったあとは変えられません

パーソナライズしても、新しいメモリは作られません

ここが読み違えやすい部分です。「Personalized temporary chats can use your memories, custom instructions, and plugins to tailor responses. They do not create new memories and remain out of your chat history unless you save them.」

保存されているメモリを読んで回答に反映することはできるが、その会話から新しいメモリを作ることはしない、という書き分けです。保存しない限り履歴にも残りません。

既定値も明記されています。「By default, temporary chats are not personalized. Non-personalized temporary chats do not use memory, custom instructions, or plugins, and they do not create new memories.」既定はパーソナライズなしで、その場合はメモリもカスタム指示もプラグインも使われません。

保存すると通常のチャットに変わり、扱いも変わります

いちばん注意したいのが保存したときの挙動です。「Saving converts it into a regular chat, so it then follows your account-level personalization settings and model-improvement preferences.」

保存すると通常のチャットに変換され、アカウント側のパーソナライズ設定とモデル改善の設定に従うようになります。一時チャットのつもりで話した内容でも、保存した時点でその枠から出るということです。モデル改善に使われるかどうかも、そこからはアカウント設定次第になります。

なおリリースノートの8月27日付の項目「More controls in temporary chat」には、対象プランと提供地域の記載がありません(同じページの別日付の項目には、プランや地域を明記したものが多数あります)。書かれているのは「rolling out」だけで、日本で今すぐ全員が使えるかどうかは、このページからは判断できませんでした。

所感:履歴に残さない機能に、残す選択肢が足された

一時チャットは「残さない」ことが値打ちの機能でした。そこに「保存する」と「メモリを使う」が入ったので、性格が変わったと思います。

とくに保存すると通常のチャットに変わり、モデル改善の設定にも従うという点は、知らずに押すと想定と違う結果になります。便利になった分だけ、押す前に何が起きるかを知っている必要が出てきました。私は、機微な相談で使うときは既定のまま(パーソナライズなし・保存なし)で通すつもりです。

②Gemini Omni 1.1 FlashがAPIで一般提供、動画の続きも(8月28日)

AIニュース10選【8/28】ChatGPT一時チャットに新設定、Gemini動画生成ほか

Googleが動画生成モデル「Gemini Omni 1.1 Flash」を発表し、Gemini APIでは一般提供(GA)になりました。生成した動画の続きを作る機能と、最初と最後のフレームを指定する機能、4Kへのアップスケールが加わっています。日本時間8月28日1時の公開です。

契約者は今日からGoogle Flowで使えます

提供範囲が本文に明記されています。「Omni 1.1 is also available to all Google AI Plus, Pro and Ultra subscribers globally in Google Flow, starting today.」Google AI Plus・Pro・Ultraの契約者は、全世界のGoogle Flowで今日から使えます

Geminiアプリ側にも入りました。「Scene extension is available to all Google AI Plus, Pro and Ultra subscribers globally in the Gemini app.」。シーンを延長する機能が、同じ3プランの契約者にGeminiアプリで提供されます。

ただしこの発表ページ本文で、日本を名指しして対象に含めた記述はありません。「Japan」という文字列自体は、4Kの節のプロンプト例「Japanese maple leaves」に1か所出てくるだけです。「globally」と書かれているので、日本の契約者も含まれるとは読めます。

続きを作る、始めと終わりを決める、解像度を上げる

追加された制御は3方向です。

1つ目がシーンの延長で、生成した動画の続きを作れます。2つ目が最初と最後のフレームの指定で、始点と終点を決めて間を埋めさせる使い方ができます。3つ目が解像度の指定とアップスケールです。

ここで押さえておきたいのは、1080pと4Kが「生成」ではなく「アップスケール」だという点です。ただしこれは発表ページの記述ではありません。発表ページは見出しを「Upscale up to 4K resolution」としつつ、本文は「Generate polished, high-resolution 1080p or 4K outputs that are ready for professional production with Omni 1.1.」と書いています。

アップスケールだと明記しているのはGemini APIのリリースノート(ai.google.dev)の、ページ上で「August 27, 2026」と見出しが付いた項で、「1080p and 4K outputs are generated using upscaling.」とあります。同じ発表ページに標準解像度が720p、下書き用が360pだと書かれていることもあわせると、低い解像度で作ってから引き上げる設計になっています。試作を軽い解像度で回して、決まってから上げる流れが想定されているようです。

開発者向けと企業向けで、提供段階が違います

同じモデルでも、経路によって段階が違います。Gemini APIのリリースノートでは一般提供(GA)、Google Cloud側のGemini Enterprise Agent Platformのモデルページではプレビューという扱いです。いずれも発表ページではなく、それぞれのドキュメントの記載です。

混ぜて書くと誤りになります。個人がGoogle Flowで使う分にはGoogle AI Plus・Pro・Ultraの契約者に今日から提供、開発者がGemini APIで使う分には一般提供(GA)、企業がGemini Enterprise Agent Platform経由で使う場合はプレビュー段階、という3層で読むのが実態に近そうです。Agent Platform側のモデルページは、エンドポイント名が「gemini-omni-1.1-flash-preview」、記載は「Launch stage: Preview」です。

1世代前の「gemini-omni-flash-preview」については、同じリリースノートに「The existing gemini-omni-flash-preview endpoint will be deprecated on September 30, 2026.」とあります。ただし同じai.google.devの非推奨一覧では、このエンドポイントはすでに「Deprecated models」に分類されており、2026年9月30日は停止日(Shutdown date)の欄に書かれています。ただし同じページは表の直前で、この欄の日付は「最短でその日に引退しうる日付」であり、正確な停止日は改めて告知するとも書いています。

所感:試作を安く回してから上げる、という順番が組み込まれた

新機能の派手さより、低い解像度で試してから引き上げるという流れが製品側に組み込まれた点が実務的だと思いました。動画生成はコストが読みにくい領域なので、確認用と仕上げ用が分かれているだけで扱いやすくなります。

一方で、1080pと4Kがアップスケールである以上、元の生成品質を超えるわけではありません。4Kと書いてあるから4Kで撮ったものと同じ、とはならない点は、納品物として使う人ほど先に確かめておく価値があると思います。

③Google検索のAI Modeが航空券の価格追跡を180以上の国と地域へ(8月28日)

AIニュース10選【8/28】ChatGPT一時チャットに新設定、Gemini動画生成ほか

Googleが、検索のAI Modeに旅行向けの機能を3つ追加しました。航空券の価格追跡(価格が変わるとメールで通知)、マイル・ポイント建ての料金表示、ホテルの予約です。日本時間8月28日1時の公開です。

3つの機能で、提供範囲が全部違います

この項目でいちばん大事なのがここです。同じ発表の中で、3機能の提供範囲がそれぞれ異なります

航空券の価格追跡は「Flight price tracking in AI Mode is now available in more than 180 countries and territories around the world.」180以上の国と地域です。

ポイント・マイル建ての表示は「Viewing points and miles rates in AI Mode is now globally available.」全世界

ホテル予約は「Hotel booking in AI Mode has started rolling out in the U.S. in English and will be available over the coming weeks with the following partners: Booking.com, Choice Hotels International, Expedia, Hilton, Hotels.com, IHG Hotels & Resorts, Marriott International, Priceline, Trip.com, and Wyndham Hotels & Resorts.」で、米国の英語のみから始まっています。この10社と組んだ形で、数週間かけて使えるようになるという書き方です。

脚注は2つあり、機能ごとに書き分けられています。航空券の価格追跡に付いた脚注1は「Available in all supported AI Mode locations and languages, excluding EEA countries and territories.」で、欧州経済領域は対象外です。

ポイント・マイル建て表示に付いた脚注2は「Available in all supported AI Mode locations and languages. Some features depicted will not be available to users in EEA countries and territories.」で、「全世界」と書きつつ一部機能は欧州経済領域では使えない、という書き方になっています。ホテル予約の段落には脚注が付いていません。

ポイント表示の提携先は、まず米国系から

マイル・ポイント建ての表示に対応する提携先も挙がっています。初期は「Alaska Airlines / Hawaiian Airlines」、American Airlines、Choice Hotels International、Hilton、Wyndham Hotels & Resortsの5つです。

数週間内の追加予定として、Accor、Flying Blue、Hyatt、LATAM Airlines、Lufthansa Groupが挙げられています。

英語版の発表ページに挙がっているポイント・マイル建て表示の2つの一覧(初期対応と追加予定)にも、ホテル予約の提携先10社にも、日本の航空会社・ホテルチェーンは入っていません。日本のマイルを貯めている読者が今日すぐ恩恵を受ける構成にはなっていない、ということになります。

所感:使えるかどうかが機能ごとに変わる時代になった

3つの機能が同じ発表で出て、提供範囲が180以上の国と地域・全世界・米国のみと三分割されている構図が印象に残りました。「AI Modeの旅行機能が来た」と一括りにできません

日本から見ると、価格追跡は範囲に入る可能性が高い一方、ポイント表示は提携先に日本勢がなく、ホテル予約は対象外です。発表を読むときは、機能名ではなく提供範囲の行を先に探すほうが早いと思いました

④Gemini Notebookが購入済みの電子書籍を情報源に読める(8月28日)

AIニュース10選【8/28】ChatGPT一時チャットに新設定、Gemini動画生成ほか

Googleが、Gemini Notebookに「Expert Intelligence」を導入しました。Google Playブックスで自分が購入した本のうち、対象になっているものを、AIに読み込ませる情報源として使えます。日本時間8月28日4時30分の公開です。

大手出版社の10万冊超が対象です

原文はこうです。「Expert Intelligence launches today with more than 100,000 books from major publishers, including Bloomsbury, De Gruyter Brill, Johns Hopkins University Press, Macmillan Publishers, O’Reilly Media, and Penguin Random House.」

10万冊を超える書籍が対象で、Bloomsbury、De Gruyter Brill、ジョンズ・ホプキンス大学出版、Macmillan、O’Reilly Media、Penguin Random Houseといった出版社が名前を挙げられています。技術書のO’Reillyが入っているのが目を引きます。

使うには、自分でその本を買っている必要があります

条件がはっきりしています。対象の本をGoogle Playブックスで自分が購入していることが前提です。ノートブックを共有された相手も、その人自身が購入していないと本文を扱えません。

対応している本かどうかは、Google Playブックスの商品ページで「Tools」バッジを押し、そこにGemini Notebookが並んでいるかどうかで見分けます。

「AIに本を読ませる」ときにいつも問題になる権利処理を、購入との紐づけで解いた設計だと読めます。無料で全文をAIに渡すのではなく、買った人だけがその本をAIの情報源にできる、という形です。

提供地域は本文に書かれていません

範囲の記述には注意が要ります。この発表ページの本文で地域が限定されているのは特典の部分だけです。原文は「we’re providing a book on us for people in the U.S. while supplies last」で、1冊を無料で提供するキャンペーンが米国限定だと書かれています。

機能そのものの提供国と、日本語の書籍が対象になるかどうかは、この英語版発表ページの本文と脚注には書かれていませんでした。O’Reillyなど日本でもよく読まれる出版社が並ぶので日本語書籍も対象と読まれやすいのですが、その確認は取れていません。

今後については、Geminiアプリと検索のAI Modeにも広げる予定が本文で予告されています。

所感:買った本だけ、という条件がこの機能の設計そのもの

10万冊という数字より、自分が購入した本に限るという条件のほうが、この機能の性格を決めていると思いました。AIに本を読ませる話は権利のところで止まりがちですが、購入と紐づけることで前に進めた形です。

共有された側も自分で買う必要がある、という設計も一貫しています。ノートブックを配れば本の中身も配れる、という抜け道を最初から塞いでいます。使う前に、自分の本棚がGoogle Playブックスにあるかどうかを確かめるところからになりそうです。

⑤楽天証券が9月2日にAIエージェント型の問い合わせ窓口を開始(8月27日)

AIニュース10選【8/28】ChatGPT一時チャットに新設定、Gemini動画生成ほか

楽天証券が、生成AIを使った問い合わせ窓口「楽天証券のAIチャットサポート」を9月2日に始めると発表しました。すでにある原則24時間対応のチャットボット「AIチャット」の機能を強化して、新サービスとして始めるという書き方です。プレスリリースの日付は8月27日です。

定型の受け答えから、意図を汲んで解決する形へ

リリースの逐語はこうです。「楽天証券株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:楠 雄治、以下「楽天証券」)は、2026 年 9 月 2 日(水)より、現在提供している、原則 24 時間 AI が自動応答する「AI チャット」(チャットボット)の機能を強化し、新たに生成 AI を活用した AI エージェント型チャットサービス「楽天証券の AI チャットサポート」を開始することをお知らせします。」

これまでは、あらかじめ用意した問答と、似ているFAQの一覧を出す形でした。新サービスは、質問の意図を深く理解して自律的に課題を解決することを目指す、と書かれています

当初に相談できるのは手続きの問い合わせです

対象の書かれ方に注意が要ります。原典が「ご相談いただけます」としているのは「各種お手続きに関するお問い合わせ」で、投資運用相談は「今後…検討してまいります」の側に置かれています

ここは書き方を間違えると誤報になります。「AIが投資相談に答えるようになる」ではありません。口座開設や各種変更の手続きといった、事務的な問い合わせが対象です。

なおこのプレスリリースはPDFで、発表時刻の記載がありません。時刻の手がかりは2つで、PDFファイルのメタデータ上の最終更新が日本時間8月27日13時21分であること、および同じ内容を報じたImpress Watchの記事が同日20時に掲載されていることです。

所感:証券会社の窓口という、答えを間違えられない場所に入った

証券会社の問い合わせは、答えを間違えると金銭に直結します。そこにエージェント型を入れて、しかも最初は手続きに範囲を絞ったという判断のほうが、機能そのものより読み取れるものが多いと思いました

9月2日という日付が近いのも特徴です。口座を持っている読者は、来週その手で違いを確かめられます。使ってみて手続き以外を聞いたときにどう返ってくるかは、実際に触らないと分かりません。

⑥Claude Codeにコマンド実行とWebFetchを外す制限モード(8月28日)

AIニュース10選【8/28】ChatGPT一時チャットに新設定、Gemini動画生成ほか

Claude Codeの2.1.248が公開され、コマンドやコードを実行する内蔵ツールと、Webの取得機能をまとめて外すモードが加わりました。npmでの公開は日本時間8月28日5時35分です。本連載が昨日扱った2.1.247の続きにあたります。

外れるのは実行系とWeb取得、残るのは作業ディレクトリ内のファイル操作

変更履歴の逐語はこうです。「Added –restricted (or CLAUDE_CODE_RESTRICTED=1): removes the built-in tools that run commands or code and WebFetch (unless named in –tools), keeps file tools inside the working directory, refuses bypassPermissions, and ignores user, project and local settings files」

日本語にすると4つのことが同時に起きます。コマンドやコードを実行する内蔵ツールとWeb取得を外し、ファイル操作は作業ディレクトリの中に限定し、権限確認の全面スキップを拒否し、利用者・プロジェクト・ローカルの設定ファイルを無視します

例外もあります。公式のCLIリファレンスは、外れる対象のツールを「–tools」で1つずつ名指しすれば残せる、ただし既定のプリセット経由では残せないと書いています。実行系もWeb取得も同じ扱いです。環境変数でも同じ状態にできます。

同じ2.1.248で入った、その他の変更

2.1.248にはほかにも実務寄りの追加があります。

エージェントごとにプロンプトのキャッシュ保持時間を5分か1時間で指定できる設定、自己ホスト型ランナーが登録する名前を上書きする指定、サーバー管理の設定が読めなかったときに起動時の警告と診断コマンドで理由を出す仕組みなどです。AWS Marketplace経由で請求されているエンタープライズ組織、セルフサービス型のエンタープライズ、エンタープライズのトライアルの各組織向けには、メンバーが利用上限の引き上げを管理者に申請するためのコマンドが追加されました。

配布チャネルの状況は昨日から動いています

昨日の記事で「安定版は2.1.231のまま」と書いた部分は、今日の時点で変わっています。日本時間8月28日午前に確認したところ、npmの配布タグは安定版が2.1.236、最新版が2.1.250でした。

安定版は動いたものの、最新版との差はまだあります。また2.1.250の変更履歴は「Bug fixes and reliability improvements」の1行だけです。2.1.249は、日本時間8月28日午前に確認した時点で、CHANGELOG・npmレジストリの公開版一覧・GitHubのタグ一覧のいずれにも存在しない欠番でした。今日の中身は2.1.248側にあります。

所感:外すための入り口が用意されたことのほうが大きい

新しい設定の中身より、機能をまとめて外すための入り口が公式に用意されたこと自体が変化だと思いました。これまでは権限を1つずつ絞る形が中心でしたが、まとめて落とす選択肢が加わりました。

設定ファイルを無視するという挙動も一貫しています。手元の設定でうっかり緩めてしまう経路を、モードごと塞ぐ作りです。人の書いたコードを他人の環境で動かすときや、内容が読めないリポジトリを開くときに、先に思い出せると効くと思います。

⑦トヨタが2028年にAI自動運転を量販車へ、日産・ホンダも同時期(8月27日)

AIニュース10選【8/28】ChatGPT一時チャットに新設定、Gemini動画生成ほか

トヨタ自動車が、AIが認識から判断・操作までを担う自動運転を2028年に実用化すると明らかにしました。まず普及を前提とする量販車に搭載し、2030年以降に搭載車種を広げるとされています

先に出典の断りをします。この項目は、ITmedia NEWSに掲載された産経新聞の配信記事(記事本文の直後にある著作権表記は「copyright (c) Sankei Digital All rights reserved.」)に基づきます。トヨタ自身の公式ニュースルーム(global.toyota の日本語版と英語版の一覧、およびサイトマップ)を日本時間8月28日午前に確認した範囲では、この件のリリースを見つけられませんでした。日本語版の最新は8月27日の「ピクシス エポックを一部改良」、英語版は8月24日付が最新でした。見つけられなかったという意味であり、存在しないという意味ではありません。

「エンド・ツー・エンド」を量販車から入れます

記事の逐語はこうです。「トヨタ自動車は8月27日、人工知能(AI)が周囲の認識から運転の判断、操作までを担い、目的地まで走行する自動運転を28年に実用化すると明らかにした。電気自動車(EV)大手の米Teslaや中国の新興メーカーが先行する「エンド・ツー・エンド(E2E)」と呼ばれる技術を、まず普及を前提とする量販車に搭載する。」

認識から操作までを1つのAIが通しで担うのがE2Eです。一般に、従来の方式は認識・判断・制御を別々の仕組みで組み立てるものと説明されます(この点は、ITmedia NEWSに掲載された当該記事の本文には書かれていません)。

ルールベースの安全機構と組み合わせるハイブリッド方式です

トヨタの特徴として挙げられているのが組み合わせ方です。「実用化に当たっては、交通ルールに沿った車両の動きをあらかじめ規定する「ルールベース自動運転」の安全機構と組み合わせる。AIが想定外の判断や動きをした場合に備えるハイブリッド方式で、他社のE2E車と差別化する。」

AIが想定外の動きをしたときの受け皿を、別方式で用意しておくという設計です。AIに全部任せる形にはしていません。

国内3社の時期がそろい、水準は「レベル2 ++」です

同じ記事に他社の予定も出ています。日産自動車が2027年度中、ホンダも2028年に搭載車種の発売を予定とされ、記事は「日本でも導入が本格化する」と書いています。

ここは誤読が起きやすいので押さえておきます。記事は「いずれも高速道路や一般道で目的地までドライバーを支援する「レベル2 ++」の自動運転で、運転負担の軽減や交通事故の防止が期待できる。」と書いています。ドライバーが不要になる話ではありません。運転支援の水準です。商用シャトル車両では、特定条件下で完全自動走行できるレベル4を2030年までに開発する方針が別に示されています。

所感:ドライバー不要ではない、という一行を落とせない

2028年という数字と、日産・ホンダが同じ時期に並んでいることが目を引きました。先行しているのはTeslaや中国の新興メーカーだと記事は書いており、国内勢はそこへ後から入る形になります。

ただし水準は「レベル2 ++」で、運転席に人が要ります。自動運転という言葉は幅が広く、ここを落とすと読者の期待と実物がずれます。あと2年で自分の車がそうなるかもしれない、という距離感で読むのがちょうどいいと思いました。

⑧GitHubの課金障害が20時間ぶり解決、Copilotは別障害(8月28日)

AIニュース10選【8/28】ChatGPT一時チャットに新設定、Gemini動画生成ほか

本連載が昨日「執筆時点で未解決」と書いたGitHubの課金障害が解決しました。あわせて、その後にCopilotで最も重い区分の障害が別に起きています

課金障害は起票から約20時間で解決しました

「Disruption with GitHub Billing」は、日本時間8月27日8時37分の起票から8月28日4時44分に解決しました。およそ20時間7分です。

途中経過も残っています。日本時間8月27日23時49分の更新は「Our mitigation is still holding as we continue to investigate to find the root cause.」で、緩和策は効いているが原因の特定を続けている状態でした。

8月28日1時20分の更新には原因の輪郭が出ています。「We are continuing to investigate the concentrated workload responsible for the issue and are preparing additional preventative improvements.」特定の処理に負荷が集中したことが原因側にあると読めます

ただし詳しい原因分析は、日本時間8月28日10時3分の時点では確認できていません。解決時の更新は「A detailed root cause analysis will be shared as soon as it is available.」という定型文で、後日公開するという書き方にとどまっています。同時点でGitHubのブログにも該当記事を見つけられませんでした。

Copilotでモデル提供元の障害が起き、区分はcriticalでした

課金障害が続いている最中に、別の障害が起きています。「Incident with Copilot AI Model Providers」が日本時間8月27日19時4分に起票され、21時12分に解決しました。約2時間8分、影響度はcriticalです。

中身は特定モデルの問題でした。「We are experiencing degraded availability for the Kimi K3 model in Copilot products and IDE surfaces. This is due to an issue with an upstream model provider.」Kimi K3が使いにくくなり、原因は上流のモデル提供元にありました

GitHubは回避策も案内しています。「While we work with them to resolve the issue, we recommend choosing another model or selecting ‘Auto’ to continue using Copilot.」別のモデルを選ぶか、自動選択にすれば使い続けられるという書き方です。

昨日の障害の原因分析は、その後公開されました

昨日の記事で「原因分析はまだ公表されていない」と書いたActionsのcritical障害については、解決時の更新が後から書き換えられ、説明が載りました。ステータスページのJSONでは、この更新の表示時刻は日本時間8月27日3時1分のままですが、更新日時は同日11時24分です。昨日の記事の取得時点(同日10時46分)には、まだ定型文でした。

逐語はこうです。「On August 26, 2026 from 15:02 to 15:45 UTC, Actions jobs failed to start. The following 2 hours until 17:40 UTC, Actions runs were delayed starting by more than 5 minutes as the system caught up with delayed load. This impact was triggered by saturation of writes to the database primary used by the service processing triggers for Actions workflows.」

Actionsワークフローのトリガーを処理するサービスが使うデータベースの書き込みが飽和したことが引き金だったという説明です。日本時間では8月27日0時2分から0時45分にジョブが起動せず、その後2時間ほど起動が遅れていたことになります。

所感:自分で選べない部分が、そのまま止まる形で出た

この項目で目を引いたのは、止まった場所が自分では直せないところだったことです。Kimi K3が使えなくなった原因は上流のモデル提供元にあり、GitHubも提供元と協働して解消に当たる側でした。課金障害が20時間続いている最中に、別系統でもう1本重い障害が重なった日でもあります。

回避策が「別のモデルを選ぶ」だという点に、いまのAI開発ツールの構造がよく出ていると思いました。複数のモデルから選べる作りは、片方が落ちたときの逃げ道にもなります。ふだんから自動選択と手動指定のどちらで使っているかを知っておくと、こういう日に慌てずに済みそうです。

⑨Ringが日本でカメラ映像をAIが要約する通知を提供開始(8月27日)

AIニュース10選【8/28】ChatGPT一時チャットに新設定、Gemini動画生成ほか

Amazon傘下のRingが、日本で2つの新機能を始めました。カメラが検知した動きをAIが要約して通知に出す機能と、同じ出来事の連続通知を1つにまとめる機能です。日本時間8月27日15時ごろの発表です。

通知の中身が「何が起きたか」の文章になります

プレスリリースの逐語はこうです。「Amazonのホームセキュリティブランド「Ring」は本日8月27日(木)、インテリジェント機能を活用した2つの新サービスの提供を開始しました。カメラが検知したモーションを要約してお知らせする「スマートビデオ通知」と、同じ出来事による連続した通知をひとつにまとめる「まとめてアラート」です。」

これまでは「モーションを検知しました」という通知が届いて、Ringアプリを開いて映像を確認する流れでした。要約が入ると、通知の文面を見た時点で見に行くかどうかを判断できます。

もう1つの「まとめてアラート」は、同じ出来事で通知が連続するのを1つに束ねます。玄関先を人が通っただけで何度も鳴る、という状態を減らす機能です。ただし独立した機能ではなく、原典には「ご利用にはスマートビデオ通知をオンにしていただく必要があります」と書かれています。

使うには有料プランの登録が必要です

ここは押さえておく必要があります。リリースの注記に「スマートビデオ通知、まとめてアラートの各機能のご利用には、対応するRingプロテクトプラン(有料)の登録が必要です」とあります

本体を持っていれば無料で使える機能ではありません。あわせて日本のサブスクリプションの体系も変わり、名称が「Ring Homeプラン」から「Ringプロテクトプラン」になって「Ring Solo」「Ring Multi」「Ring Pro」の3つに見直されました。いずれのプランにも追加できるアドオンとして「Pro Intelligence」と「24時間連続録画」が、カメラ1台単位で始まっています。

所感:通知を減らす方向の機能が、AIの使い道として分かりやすい

新しいことができるようになる機能ではなく、届く通知の量と質を整える機能だという点が、生活の道具として素直だと思いました。防犯カメラの通知は、多すぎると見なくなります。見なくなった通知は無いのと同じです。

ただし有料プランが前提なので、いま無料で使っている人には関係のない話になります。自分の契約がどれなのかを確かめてからでないと、通知が変わらないと悩むことになりそうです。

⑩Anthropicが研究者に1万席、標準は無料で上位は月15ドル(8月28日)

AIニュース10選【8/28】ChatGPT一時チャットに新設定、Gemini動画生成ほか

Anthropicが、研究者向けの新しい提供枠を発表しました。日本時間8月28日2時3分の公開です(Anthropicのニュース一覧に埋め込まれた公開日時データによる。発表ページの表示は米国表記の「Aug 27, 2026」で、日本の日付とは1日ずれます)。世界の科学者に1万席分のClaudeの購読を、1年間無料または割引で提供します

標準は無料、上位は月15ドルで利用上限が5倍です

原文はこうです。「We are opening 10,000 seats for scientists around the world to access Claude subscriptions for free and at discounted rates for one year through our new Claude team plan for scientists. Standard seats will be free and premium seats with 5x usage limits will be available for $15 per month.」

1万席を1年間、標準は無料、利用上限が5倍の上位席は月15ドルという条件です。1ドル160円換算で月およそ2,400円になります。

本文には「Over the coming months, we intend to extend this program well beyond the initial 10,000 seats.」ともあり、今後数か月で1万席を大きく超えて広げる意向が示されています。

登録できるのは大学・非営利研究機関の研究代表者です

誰でも無料になる話ではありません。発表ページの「Ways to access Claude」節は「You must be a principal investigator or equivalent at an academic or nonprofit research institution to qualify」と書いています。登録の条件は、大学または非営利の研究機関に所属する研究代表者またはそれに相当する立場であることです。営利企業や受託研究機関を名指しで除外した記述は、この英語版の発表ページ本文には見当たりませんでした(本文からリンクされている登録フォームの中身は確認していません)。

また、登録するのが研究代表者だというだけで、使えるのが本人だけという意味ではありません。原典は先ほどの一文の後半で「…once verified, you can add the researchers in your lab to your plan.」と続けており、認証後は自分の研究室のメンバーをプランに追加できます。名称は「Claude team plan for scientists」で、研究室単位のチームプランです。

分野にも条件があります。生物・化学分野の研究者は当面、特定のモデル系列に限定される扱いになっています。

同時に、これまで生物科学が中心だった無料クレジットの提供枠(AI for Science)も、他の科学分野へ広げるとされています。こちらは1件あたり最大5万ドルで、原典は「Any researcher is eligible to apply.」と書いており、席のほうと応募資格が違います。原文は「We are now looking to offer credits for researchers in other scientific fields as well, including those working on ambitious, compute heavy-research…」で、計算量の重い研究も想定に入っています。この一文はさらに続き、リーマンゼータ関数の進展とタンパク質設計の成果が具体例として挙げられています。

所感:席を開く相手を、所属機関で絞ったことのほうが読める

1万席のほうの性格を決めているのは、席数ではなく登録の条件だと思いました。所属機関を大学と非営利の研究機関に限り、そこから研究室単位で広げる形にしています。無料枠は広げるほど費用が読めなくなるので、どこで線を引くかが設計になります。

日本の一般読者にとっては、直接は対象外の話です。ただし研究者が使う道具として選ばれるかどうかは、数年後に論文や解析の現場で何が標準になるかに効いてきます。大学に在籍している方は、所属機関が条件に当たるかと、自分の研究室の代表者が登録しているかを確かめる価値があります。

10本を貫く流れ:ChatGPTもClaudeも、任せる範囲を選ばせる方向へ

AIニュース10選【8/28】ChatGPT一時チャットに新設定、Gemini動画生成ほか

10本を並べると、1つの線が見えます。AIに何をさせるかを、利用者側が選べる形にする発表が並びました

ChatGPTの一時チャットは、メモリやカスタム指示を使うかどうかを開始時に選ばせる形になりました。既定は使わない側です。Claude Codeは逆向きで、コマンド実行とWebの取得をまとめて外すモードを用意しました。増やす方向と減らす方向で、どちらも「範囲を決めるのは利用者だ」という同じ設計に立っています。

Geminiの動画生成も同じ線上にあります。最初と最後のフレームを指定し、解像度を選び、続きを作るかどうかを決める。発表ページの見出し自体が「より多くの制御を持てる」という趣旨で書かれています。Gemini Notebookの新機能に付いた「自分が買った本だけ」という条件も、範囲を絞る設計です。

日本発の3本のうち、楽天証券とトヨタも同じ形でした。楽天証券は、AIに任せる範囲を当初は手続きの問い合わせとして出しました。トヨタのAI自動運転は、AIが想定外の動きをしたときにルールベースの安全機構が受け止めるハイブリッド方式です。どちらも、任せる先に枠をはめてから出しています。

そのなかで1本だけ、利用者が選べない部分が出たのがGitHubでした。Kimi K3が使えなくなった原因は上流のモデル提供元にあり、案内された回避策は「別のモデルを選ぶ」でした。選べるように作ってあったことが、そのまま逃げ道になった形です。

もう1つ共通していたのが提供範囲の書かれ方でした。Google検索の旅行機能は1つの発表で範囲が3通りに分かれ、Gemini Omni 1.1 Flashは経路によって一般提供とプレビューが混在し(発表ページ自体には「generally available」も、提供段階を指す「preview」も出てきません。360pの節に出る「previews」は下書き映像の意味です)、ChatGPTの一時チャットはリリースノートの8月27日付の項目に対象プランも地域も書かれていません。今日取り上げた海外発の7本(①②③④⑥⑧⑩)のうち、日本を名指しで対象に含めた記述があったものは1本もありませんでした

まとめ:ChatGPT・Gemini・Claudeの動きを1行ずつで振り返る

最後に、この記事の10本を1行ずつで振り返ります。

  • ①ChatGPTの一時チャット:メモリやカスタム指示を使うかを開始時に選べるように。既定は使わない側で、保存すると通常のチャットに変わります
  • ②Gemini Omni 1.1 Flash:動画の続き生成、最初と最後のフレーム指定、4Kアップスケールに対応。Google Flowでは対象3プランの契約者が今日から使えます
  • ③Google検索のAI Mode:航空券の価格追跡が180以上の国と地域、ポイント建て表示が全世界、ホテル予約は米国の英語のみと範囲が3通りに分かれます
  • ④Gemini NotebookのExpert Intelligence:対象は大手出版社の10万冊超で、そのうちGoogle Playブックスで自分が購入した本を、AIの情報源として読み込めるようになりました
  • ⑤楽天証券のAIチャットサポート:9月2日開始。既存の原則24時間対応チャットボットの機能を強化してエージェント型に、当初の相談対象は手続きの問い合わせです
  • ⑥Claude Codeの制限モード:コマンド実行系とWeb取得を外し、ファイル操作を作業ディレクトリ内に限定。安定版は2.1.236まで進みました
  • ⑦トヨタのAI自動運転:2028年に量販車へ。日産は2027年度中、ホンダも2028年の予定で、いずれも運転支援の「レベル2 ++」です
  • ⑧GitHubの障害:課金障害は約20時間で解決。別途Copilotで上流モデル提供元に起因するcritical障害が約2時間8分ありました
  • ⑨Ringの新機能:カメラが検知した動きをAIが要約して通知に出す機能と、連続通知をまとめる機能を日本で開始。有料プランが必要です
  • ⑩Anthropicの研究者向け枠:1万席を1年間、標準は無料、上位は月15ドルで利用上限5倍。席の登録は大学・非営利研究機関の研究代表者が条件で、研究室単位のチームプランです

そのうえで、今日いちばん取り違えやすいところを4つ挙げておきます。

  • ①はパーソナライズしても新しいメモリは作りません:既存のメモリを読んで回答に使うだけで、その会話から記憶は増えません。ただし保存すると通常のチャットに変わり、アカウント側のモデル改善設定に従うようになります
  • ②の1080pと4Kは生成ではなくアップスケールです:低い解像度で作ってから引き上げる設計なので、4Kと書いてあっても元の生成品質を超えるわけではありません。開発者向けは一般提供、企業向けクラウドはプレビューで段階も違います
  • ⑦は「ドライバーが要らなくなる」話ではありません:記事が書いているのは高速道路や一般道で目的地までドライバーを支援する「レベル2 ++」です。完全自動走行のレベル4は商用シャトル車両で2030年までの開発方針として別に挙げられています
  • 海外発の7本に、日本を名指しした記述はありませんでした:①②③④⑥⑧⑩の各原典を確認した範囲では、globallyや「180以上の国と地域」という書き方はあっても、日本を対象として明記した記述は見つけられませんでした。使えないという意味ではなく、書かれていないという意味です

今日は、AIに任せる範囲を利用者に選ばせる発表がそろった1日でした。あなたがふだん使っているAIは、どこまでを既定で任せる設定になっているでしょうか。

よくある質問(FAQ)

AIニュース10選【8/28】ChatGPT一時チャットに新設定、Gemini動画生成ほか

Q1. ChatGPTの一時チャットは、これからも履歴に残らないと考えていいですか。

自分で保存を選ばない限り、残りません。原文は「They do not create new memories and remain out of your chat history unless you save them.」で、保存しなければ履歴の外にとどまります。既定の状態も変わっていません。「By default, temporary chats are not personalized. Non-personalized temporary chats do not use memory, custom instructions, or plugins, and they do not create new memories.」とあり、何もしなければメモリもカスタム指示もプラグインも使われないままです。

注意が要るのは保存したときです。原文は「Saving converts it into a regular chat, so it then follows your account-level personalization settings and model-improvement preferences.」で、保存した時点で通常のチャットに変換され、アカウント側のパーソナライズ設定とモデル改善の設定に従うようになります。一時チャットのつもりで話した内容でも、保存を押すとその枠から出ます。機微な内容を扱ったときは、保存を選ばないことがそのまま設定になります。

Q2. 今日の発表で、日本にいる私が今すぐ使えるものはありますか。

原典が日本での提供開始日を明記していたのは、⑤の楽天証券と⑨のRingの2本です(⑤は国内向けの日本語プレスリリース、⑨は原典に「日本における本新機能の提供にあわせ」という明記があります)。楽天証券は9月2日開始で、Ringは8月27日から提供が始まっています。ただしRingの2機能には、対応する有料プランの登録が必要だと注記されています。⑦のトヨタは日本の発表ですが、実用化は2028年の予定です。

海外発の発表については、①②③④⑥⑧⑩の各原典を確認した範囲では、日本を名指しで対象に含めた記述を見つけられませんでした。②のGemini Omni 1.1 Flashは「globally」、③の航空券の価格追跡は「180以上の国と地域」と書かれているので日本も含まれると読めますが、日本という語での確認は取れていません。③のホテル予約は米国の英語のみと明記されており、これは対象外です。①のChatGPTの一時チャットは、リリースノートの8月27日付の該当項目に対象プランも地域も書かれていませんでした。

Q3. Claude Codeの新しい制限モードは、どういうときに使うものですか。

原文が挙げているのは4つの効果です。「removes the built-in tools that run commands or code and WebFetch (unless named in –tools), keeps file tools inside the working directory, refuses bypassPermissions, and ignores user, project and local settings files」コマンドやコードを実行する内蔵ツールとWeb取得を外し、ファイル操作を作業ディレクトリ内に限定し、権限確認の全面スキップを拒否し、利用者・プロジェクト・ローカルの設定ファイルを無視します

公式のCLIリファレンスが挙げている想定用途は1つです。評価用の仕組みが共有マシンでclaudeを動かすとき、コマンドを実行させず、そのマシンの利用者・プロジェクト設定も読ませたくない場面だと書かれています。ここから先は、書かれている挙動に基づく読み取りになります。設定ファイルを無視するという点から、手元の設定で緩めた状態を持ち込みたくない場面に向いていると読めます。中身を把握していないリポジトリを開くときや、他人の環境で動かすときが該当しそうです。なお環境変数でも同じ状態にでき、外れる対象のツールは「–tools」で個別に名前を挙げれば残せます。

筆者より

今日は10本のうち7本が海外発で、③のホテル予約が米国の英語のみと明記されていた以外は、「日本で使えるかどうか」を原典から確定できませんでした。globallyや「180以上の国と地域」という書き方はあっても、日本という語で対象を明記した記述は見つけられませんでした。使えないという意味ではなく、書かれていないという意味です。今日の記事では、項目ごとに何が書かれていて何が書かれていないかを分けて示しました。

いちばん気をつけたのは、⑦のトヨタの扱いです。内容は具体的で読み応えがありますが、トヨタ自身の公式ニュースルーム(日本語版・英語版)を日本時間8月28日午前に確認した範囲では該当のリリースを見つけられず、直接の根拠はITmedia NEWSに掲載された配信記事1本でした。そのため本文の冒頭で出典を断ったうえで、記事が書いている「レベル2 ++」という水準を落とさないようにしました。自動運転という語は幅が広く、ここを書かないと読者の期待と実物がずれます

もう1つ手間がかかったのが③の提供範囲でした。1つの発表の中で3機能の範囲が全部違い、しかも脚注が2本あって機能ごとに文言が違います。見出しだけで一括りにすると誤報になるので、機能ごとに分けて書きました。

昨日の記事の続きも書いておきます。昨日「執筆時点で未解決」と書いたGitHubの課金障害は、日本時間8月28日4時44分に解決しました。起票からおよそ20時間7分でした。あわせて、昨日「原因分析はまだ公表されていない」と書いたActionsの障害については、解決時の更新が後から書き換えられて説明が載っていました。更新日時は日本時間8月27日11時24分で、昨日の記事の取得時点より後です。過去の記事は書いた時点の記録として残し、続きはこちらで引き受けます。

日付についても書いておきます。この記事の日時はすべて日本時間に統一しました。ただし①のChatGPTのリリースノートは、画面表示が相対表記だけですが、ページのHTMLに埋め込まれた更新時刻から日本時間8月28日2時47分と確定できました。⑤の楽天証券のプレスリリースはPDFで発表時刻の記載がなく、時刻の手がかりはPDFのメタデータ上の最終更新(同日13時21分)と、同じ内容を報じたImpress Watchの掲載時刻(同日20時)の2つでした。

書けなかったことも挙げておきます。xAIについては、x.ai/newsの記事に時刻の情報がなく、収録対象の24時間に入るかどうかを確定できませんでした。MetaのAI関連は、公式のAIブログがアクセスを拒否されて確認できていません。確認できなかったのであって、存在しないという意味ではありません。

事実関係の誤りや、その後の状況の変化にお気づきの点があれば、コメント欄で教えてください。

参考資料

  • OpenAI「ChatGPT — Release Notes」(英語。ヘルプセンター。記事内の見出しは米国表記の2026年8月27日で、ページのHTMLに埋め込まれた更新時刻(updatedAt)から日本時間2026年8月28日2時47分の更新にあたる。一時チャットへの新しいコントロールの追加、メモリ・プラグイン・カスタム指示を使うパーソナライズの選択、パーソナライズを開始時にしか設定できず会話開始後は変更できないこと、パーソナライズしても新しいメモリを作らないこと、既定ではパーソナライズされないこと、保存すると通常のチャットに変換されアカウント側のパーソナライズ設定とモデル改善設定に従うことの各逐語を確認。8月27日付「More controls in temporary chat」の項目内に対象プランと提供地域の記載が無いことも確認。同じページの別日付の項目には「Authentication in ChatGPT Work’s browser is available for Plus and Pro plans.」のように他機能のプラン・地域を明記したものがある)
  • Google「Gemini Omni 1.1 Flash lets you build with more control」(英語。日本時間2026年8月28日1時公開。シーンの延長、最初と最後のフレームの指定、4Kへのアップスケール、Google AI Plus・Pro・Ultraの契約者に全世界のGoogle Flowで当日提供されること、GeminiアプリでのScene extensionが同3プランに全世界で提供されることの各逐語を確認。1080pと4Kの節の見出しが「Upscale up to 4K resolution」で、標準解像度が720p・下書きが360pと書かれていることも確認。本文に日本を名指しで対象に含めた記述がないことも実測。「Japan」の文字列は4Kの節のプロンプト例「Japanese maple leaves」に1か所のみで、「generally available」「deprecat」「September 30」はいずれも0件で、提供段階と非推奨化はこのページには書かれていない)
  • Google「Gemini API リリースノート」および「Gemini deprecations」(英語。ai.google.dev。リリースノートの「August 27, 2026」と見出しが付いた項に「Gemini Omni Flash generally available (GA)」「1080p and 4K outputs are generated using upscaling.」「The existing gemini-omni-flash-preview endpoint will be deprecated on September 30, 2026.」の各逐語を確認。非推奨一覧では gemini-omni-flash-preview が「Deprecated models」に分類され、2026年9月30日が Shutdown date の欄に置かれていること、gemini-omni-1.1-flash は「No shutdown date announced」であることも確認)
  • Google Cloud「Gemini Omni 1.1 Flash Preview」(英語。docs.cloud.google.com。Gemini Enterprise Agent Platformのモデルページ。エンドポイントが gemini-omni-1.1-flash-preview で「Launch stage: Preview」「Release date: August 27, 2026」と記載されていることを確認)
  • Google「3 new ways to plan and book travel in Search」(英語。日本時間2026年8月28日1時公開。航空券の価格追跡が180以上の国と地域で提供されること、ポイント・マイル建て表示が全世界で提供されること、ホテル予約が米国の英語でロールアウトを開始し、提携先10社(Booking.com・Choice Hotels International・Expedia・Hilton・Hotels.com・IHG Hotels & Resorts・Marriott International・Priceline・Trip.com・Wyndham Hotels & Resorts)と組む形で数週間かけて使えるようになるとされていること、ポイント表示の初期対応先として「Alaska Airlines / Hawaiian Airlines」・American Airlines・Choice Hotels International・Hilton・Wyndham Hotels & Resortsが挙がり、数週間内にAccor・Flying Blue・Hyatt・LATAM Airlines・Lufthansa Groupが追加予定であること、脚注で欧州経済領域が除外されることの各逐語を確認。本文・脚注に「Japan」の語が無いことも実測)
  • Google「Expert Intelligence: a new way for you to engage with trusted content」(英語。日本時間2026年8月28日4時30分公開。10万冊を超える書籍が対象でBloomsbury・De Gruyter Brill・Johns Hopkins University Press・Macmillan Publishers・O’Reilly Media・Penguin Random Houseが挙がること、Google Playブックスでの購入が前提であること、共有された側も自分で購入する必要があること、対応書籍が商品ページの「Tools」バッジ内にGemini Notebookが表示されるかどうかで判別できること、無料で1冊を提供する特典が米国限定であること、Geminiアプリと検索のAI Modeへの拡大を予告していることを確認。機能自体の提供国と日本語書籍の対応可否が本文に書かれていないことも確認)
  • 楽天証券「AIエージェント型チャットサービス『楽天証券のAIチャットサポート』提供開始」(日本語。プレスリリースPDF。2026年8月27日付で発表時刻の記載なし。2026年9月2日から既存の原則24時間対応チャットボット「AIチャット」の機能を強化し、新たに生成AIのエージェント型サービスを開始すること、当初の相談対象が「各種お手続きに関するお問い合わせ」とされ、投資運用相談が今後の機能拡充の検討対象として書かれていることの各逐語を確認。時刻の手がかりとして、PDFのメタデータ上の最終更新が日本時間2026年8月27日13時21分であること、同内容を報じたImpress Watchの記事が同日20時掲載であることも確認)
  • Anthropic「Claude Code CHANGELOG」およびnpmレジストリ(英語。2.1.248の変更履歴から、コマンドやコードを実行する内蔵ツールとWeb取得を外す制限モードの追加とその4つの効果、エージェントごとのプロンプトキャッシュ保持時間の設定、自己ホスト型ランナーの登録名の上書き、サーバー管理設定の読み込み失敗時の診断、AWS Marketplace経由で請求されるエンタープライズ組織・セルフサービス型のエンタープライズ・エンタープライズのトライアルのメンバーが利用上限の引き上げを管理者に申請するコマンドを確認。2.1.250の変更履歴が1行のみであること、2.1.249がCHANGELOG・npmの公開版一覧・GitHubのタグ一覧のいずれにも無い欠番であること、npmの配布タグが日本時間2026年8月28日午前の時点で安定版2.1.236・最新版2.1.250であること、2.1.248の公開が同日5時35分、2.1.250が同日7時27分であることを実測)
  • Anthropic「Claude Code CLIリファレンス」(英語。docs.claude.com。–restrictedの想定用途として「評価用の仕組みが共有マシンでclaudeを動かし、コマンドを実行させず利用者・プロジェクト設定も読ませたくない場合」が挙げられていること、外れる対象のツールは「–tools」で個別に名前を挙げた場合だけ残り、既定のプリセット経由では残らないことを確認)
  • ITmedia NEWS「トヨタ、28年にAI自動運転車を投入 『E2E』と事前ルール規定を組み合わせるハイブリッド方式」(日本語。提供元表記は「[産経新聞]」、記事本文の直後にある著作権表記は「copyright (c) Sankei Digital All rights reserved.」。ページ表示の公開日時は日本時間2026年8月27日18時14分(time要素のdatetimeは2026-08-27T18:14:54。JSON-LDのdatePublishedは同じ値に末尾Zが付いており、字義どおりUTCと読むと1日ずれるため採らない)。AIが認識から判断・操作までを担う自動運転を2028年に実用化すること、E2Eを普及前提の量販車にまず搭載し2030年以降に車種を広げること、ルールベース自動運転の安全機構と組み合わせるハイブリッド方式であること、日産が2027年度中・ホンダが2028年に搭載車種の発売を予定していること、いずれも「レベル2 ++」であること、商用シャトル車両でレベル4を2030年までに開発する方針であることの各逐語を確認。なおトヨタの公式ニュースルーム(global.toyota の日本語版・英語版の一覧とサイトマップ)を日本時間2026年8月28日午前に確認した範囲では、該当のリリースを見つけられなかった)
  • GitHub Status(英語。インシデント一覧のJSONを取得。「Disruption with GitHub Billing」が日本時間2026年8月27日8時37分起票・8月28日4時44分解決で継続約20時間7分であること、途中の更新に緩和策が持ちこたえている旨と負荷が集中した処理を調査中である旨があること、「Incident with Copilot AI Model Providers」が同8月27日19時4分起票・21時12分解決でimpactがcriticalであること、原因がKimi K3の上流モデル提供元にあり別モデルの選択か自動選択が案内されたこと、前日のActionsのcritical障害の解決更新に日本時間8月27日0時2分から0時45分にジョブが起動せずその後約2時間起動が遅れた旨とActionsワークフローのトリガー処理サービスが使うデータベースの書き込み飽和が引き金である旨が記載されたことを確認。課金障害の解決時の更新が「A detailed root cause analysis will be shared as soon as it is available.」という定型文のままであり、日本時間8月28日10時3分の時点で詳細な原因分析の公開を確認できなかったことも確認)
  • Amazon「Amazon、ホームセキュリティブランドRingより新たなインテリジェント機能『スマートビデオ通知』『まとめてアラート』を提供開始」(日本語。Amazon日本のプレスリリース。JSON-LDの日付から日本時間2026年8月27日15時ごろ。カメラが検知したモーションを要約して知らせる「スマートビデオ通知」と連続通知を1つにまとめる「まとめてアラート」の提供開始、両機能の利用に対応するRingプロテクトプラン(有料)の登録が必要であること、日本のサブスクリプションが「Ring Homeプラン」から「Ringプロテクトプラン」に名称変更のうえ「Ring Solo」「Ring Multi」「Ring Pro」の3つに整理され、アドオンとして「Pro Intelligence」「24時間連続録画」がカメラ1台単位で始まったことを確認)
  • Anthropic「Expanding our support for scientists」(英語。ニュース一覧の公開日時データから日本時間2026年8月28日2時3分公開。発表ページの表示は米国表記の「Aug 27, 2026」。1万席を1年間、標準席は無料で利用上限5倍の上位席が月15ドルであること、今後数か月で当初の1万席を大きく超えて広げる意向、プラン名が「Claude team plan for scientists」で、登録の条件が大学や非営利研究機関の研究代表者またはそれに相当する立場であること、認証後は研究室のメンバーを追加できること、別枠のAI for Scienceが1件あたり最大5万ドルで「Any researcher is eligible to apply.」であること、生物・化学分野の研究者が当面はOpus系のモデルに限定されること、これまで生物科学中心だった無料クレジットの提供枠を他分野へ広げる方針の各逐語を確認)

※英文の逐語引用は、原典の曲線引用符・アポストロフィを通常の直線記号に置き換えて表記しています。また⑥の変更履歴の引用は、原典のMarkdownでコード表記の記号(バッククォート)が付いている「–restricted」「CLAUDE_CODE_RESTRICTED=1」「WebFetch」「–tools」「bypassPermissions」の5か所について、その記号を外して表記しています。④の引用では、原典で「book on us」の直後に入る脚注番号の上付き文字を省いています。⑤の和文引用は、PDFの体裁上の半角スペースを読みやすさのために調整しています。⑩の2つの英文引用は原典の一文を前半と後半に分けたもので、途中から始まる側と途中で終わる側に省略記号(…)を付けています。原典ページ内を検索する際はご注意ください。
※本記事は執筆時点(2026年8月28日)の情報です。各原典は同日午前に日本時間で取得しています。最新情報は各社の公式発表をご確認ください。
※収録対象は日本時間2026年8月27日10時3分から8月28日10時3分までに発表・公開されたものです。⑤の楽天証券・⑦のトヨタ・⑨のRingは8月27日、それ以外の7本は8月28日にあたります。ただし⑧は、課金障害の解決が8月28日4時44分である一方、Copilotのcritical障害(8月27日19時4分〜21時12分)とActions障害の原因説明の追記(同日11時24分)という、8月27日の出来事も含みます。また⑩は、発表ページの表示が米国時間の「Aug 27, 2026」です。
※日時はすべて日本時間に統一しています。米国企業の発表は原典が米国時間で書かれている場合があり、その場合は換算のうえ記載しました。
※①のChatGPTのリリースノートは、画面に表示される部分には「◯時間前」という相対表記しかありません。日本時間8月28日2時47分という記載は、同じページのHTMLに埋め込まれた更新時刻(updatedAt)の実測値です。記事内の見出しは米国表記の「August 27, 2026」で、日本の日付とは1日ずれます。
※①の8月27日付の項目「More controls in temporary chat」には、対象プランと提供地域の記載がありません。原典が書いているのは「rolling out」だけで、日本で今すぐ全員が使えるという意味ではありません。
※①②③④⑥⑧⑩の各原典(いずれも英語。⑥はCHANGELOGとCLIリファレンス、それ以外は各社の発表ページ)を確認した範囲では、日本を名指しで対象に含めた記述を見つけられませんでした。②は「globally」、③の航空券の価格追跡は「180以上の国と地域」と書かれており、日本も含まれると読めますが、日本という語での確認は取れていません。使えないという意味ではなく、原典に書かれていないという意味です。
※②の1080pと4Kがアップスケールである旨は、発表ページではなくGemini APIのリリースノート(ai.google.dev)の記載です。また同じモデルでも、Gemini APIのリリースノートでは一般提供(GA)、Google Cloud側のGemini Enterprise Agent Platformのモデルページではプレビューと段階が異なります。プラン別の書き出し解像度の上限は、発表ページの記述だけでは確定できませんでした。
※③の3機能は提供範囲が異なります。航空券の価格追跡が180以上の国と地域、ポイント・マイル建て表示が全世界、ホテル予約が米国の英語のみです。脚注1(航空券の価格追跡)に欧州経済領域の除外、脚注2(ポイント・マイル建て表示)に一部機能が欧州経済領域では使えない旨が書かれています。ホテル予約には脚注が付いていません。英語版発表ページのポイント表示の2つの一覧にも、ホテル予約の提携先10社にも、日本の航空会社・ホテルチェーンは含まれていません。
※④の提供国と、日本語書籍が対象になるかどうかは、Googleの英語版発表ページ(blog.google)の本文・脚注および本文からリンクされたnotebook.googleのページに記載がありません。本文で地域が限定されているのは、無料で1冊を提供する特典が米国限定である旨の部分だけです。
※⑤のプレスリリースはPDFで、本文に発表時刻の記載がありません。PDFファイルのメタデータ上の最終更新は日本時間2026年8月27日13時21分です。発表時刻の手がかりは、このメタデータと、同内容を報じたImpress Watchの記事が同日20時に掲載されていることの2つです。原典が相談対象としているのは各種お手続きに関するお問い合わせで、投資運用相談は今後の機能拡充の検討対象として書かれています。
※⑥のnpm配布タグは時点で変わる値です。安定版2.1.236・最新版2.1.250は、日本時間2026年8月28日午前に確認した時点の状態です。本連載が8月27日の記事で「安定版は2.1.231」と書いた時点からは動いています。
※⑦はトヨタ自身の発表ではなく、ITmedia NEWSに掲載された産経新聞の配信記事に基づきます。トヨタの公式ニュースルーム(global.toyota の日本語版・英語版の一覧とサイトマップ)を日本時間2026年8月28日午前に確認した範囲では、該当のリリースを見つけられませんでした。見つけられなかったという意味であり、存在しないという意味ではありません。また記事が書いているのは運転支援の「レベル2 ++」で、ドライバーが不要になるという内容ではありません。
※⑧の課金障害について、解決時の更新は「A detailed root cause analysis will be shared as soon as it is available.」という定型文で、詳細な原因分析は日本時間2026年8月28日10時3分の時点で公開を確認できていません。GitHubのブログに該当記事を見つけられなかったという意味であり、存在しないという意味ではありません。Copilotのcritical障害は特定モデル(Kimi K3)に関するもので、他のモデルは選択できる状態でした。
※⑨の2機能は、対応するRingプロテクトプラン(有料)の登録が必要です。また「まとめてアラート」は、利用に「スマートビデオ通知」をオンにしておく必要があると原典に書かれています。本体を持っていれば無料で使えるものではありません。
※⑩の席の登録は、大学や非営利研究機関の研究代表者またはそれに相当する立場であることが条件です。営利企業や受託研究機関を名指しで除外した記述は、この英語版の発表ページ本文には見当たりませんでした(本文からリンクされている登録フォームの中身は確認していません)。認証後は研究室のメンバーをプランに追加できると書かれています。別枠のAI for Scienceのクレジット(1件あたり最大5万ドル)については「Any researcher is eligible to apply.」と書かれています。月15ドルは1ドル160円としたおおよその換算で月2,400円ほどになります。
※xAIについては、x.ai/newsの記事に時刻の情報がなく、収録対象の24時間に入るかどうかを確定できませんでした。MetaのAI関連は、公式のAIブログがアクセスを拒否されて確認できていません。確認できなかったという意味であり、存在しないという意味ではありません。
※本記事について、事実関係の誤りや最新情報の追加などお気づきの点がございましたら、ぜひコメント欄でお知らせください。

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