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Claudeが覚えていることを1件ずつ直す。設定>メモリの歩き方と9月9日の期限

みなづちです。
Claudeのメモリ機能が刷新されました。ヘルプの更新は日本時間2026年8月26日1時29分です。
いちばん大きいのは、Claudeが自分について覚えている内容が「Topics」として一覧になり、1件ずつ開いて編集アイコンで書き換えられるようになったことです。7月の更新で、すでに1件ずつのエントリを開いて読む・消すことはできていました。今回そこに加わったのが、一覧の名前と、ボックスでClaudeに頼まずに直接書き換えられる直し方です。
この記事は、その設定画面を今日そのまま開いて手を動かすための手順書です。以下を扱います。
- 自分の画面が新しいメモリか、旧メモリかを見分ける方法
- 覚えている内容を1件ずつ直す手順と、消す前にやっておくこと
- 健康や信条を覚えさせるかどうかの設定。既定はオフです
- 止めるときの2択。片方は取り消せません
- 2026年9月9日という期限があるもの
先に2つ、お断りをしておきます。1つ目は、日本語ヘルプがこの刷新に追いついていないことです。日本語版のメモリ解説は8月20日版のままで、新しい体験の節はあるものの、Topicsという一覧名も編集アイコンでの直し方も出てきません。日本語版リリースノートの最新項目も8月6日で止まっています。そのため、日本語UIでの表示名が原典から取れない箇所があります。
2つ目は、私がClaudeの画面を開いて確認していないことです。この記事の手順は、Anthropicの公式ヘルプとブログから読み取れる範囲で組み立てています。そのため画面写真は使わず、原典に書かれている項目名と逐語だけで進めます。押す場所の名前は原文のまま示し、原典に書かれていないことは「書かれていない」と明記しました。実際の画面と違う場合は、画面のほうが正です。
今日の3分:Claudeが覚えていることを1件ずつ直せるようになった

まず結論からお伝えすると、変わったのは大きく3点です。覚えている内容の一覧化と個別編集、健康や信条を保存するかどうかの設定、そしてCoworkとの共有です。3点目のCoworkは動かす場所で条件が変わるので、後の「自分の条件を確かめる」の章でまとめて扱います。
いちばん実用的なのが1点目です。英語版リリースノートの2026年8月25日の項目の原文は「Everything Claude remembers is listed under Topics in Settings > Memory, where you can edit or delete any item.」。覚えている内容がTopicsという一覧に並び、どれでも編集・削除できるという説明です。
2点目は既定値の話です。健康・人種・民族・宗教的信条・政治・ジェンダーアイデンティティといった話題は、既定では保存されません。保存させたい人だけが自分でオンにする方式になっています。
そして期限のあるものが1つあります。旧メモリからの移行でClaudeが何かを忘れたと思う場合、書き出し機能が使えるのは2026年9月9日までです。原文は「Navigate to Settings > Memory and until September 9, 2026, you will see the option to export your legacy memory.」。
取り消せない操作も2つあります。メモリのリセットと、センシティブ話題をオフに戻すことです。消える範囲は違います。リセットは保存済みのメモリが全部(プロジェクトメモリを含む)、センシティブのオフは保存済みのセンシティブ項目が消えます。詳しくは後の章で書きますが、先に頭に入れておいてください。
これは「初めてのメモリ機能」ではありません
記事によっては新機能のように読めますが、Claudeのメモリ自体は前からありました。今回は既存の仕組みの作り直しにあたります。
英語版ヘルプの冒頭にはこうあります。「We have introduced an improved experience for memory and migrated users off the legacy experience.」。改良版を導入し、利用者を旧体験から移行させたという書き方です。
ただし同じページの下のほうには、まだ移行中と読める記述が残っています。「We are gradually introducing an improved experience for memory from chats.」。さらに「The legacy memory from chats experience is available for Enterprise plans.」ともあります。
同じページの中で、移行が終わったとも進行中とも読める状態です。自分の画面に新しい一覧が出ていなくても、異常とは限りません。
この記事で今日やること:5段階の手順の地図
手順は大きく5段階です。上から順に進めてください。
- 手順0:自分の画面が新旧どちらかを見分ける
- 手順1:Topicsを開いて、1件ずつ読む・直す・消す
- 手順2:健康や信条を覚えさせるかを決める
- 手順3:止め方を選ぶ(一時停止とリセットは別物です)
- 手順4:期限のある書き出しを済ませる
急ぐ人は、手順1と手順4だけでも今日やっておく価値があります。
筆者の視点:覚えさせる自由より、確かめられることのほうが効く

ここからは私の受け取り方です。事実は上に書いたとおりで、ここは解釈になります。
一覧化そのものが、いちばん大きな変化だと思います
新しい機能として目を引くのは、健康や信条を覚えさせるかどうかの設定のほうかもしれません。ただ実際に使う立場で効いてくるのは、覚えている内容が1件ずつ見えることだと思います。
AIが自分について何かを覚えている、という状態は、中身が見えないと落ち着きません。見えないまま増えていくものは、消すか使わないかの二択になりがちです。
一覧になって1件ずつ直せるなら、間違っている項目だけを直して使い続けられます。全部消すか全部任せるかの間に、選択肢が増えたという変化だと受け取りました。
既定でオフにした判断のほうを評価したい
健康や信条を既定で保存しない、という設計は地味ですが大きいと思います。
便利さを優先するなら、全部覚えさせて必要なときだけ切らせるほうが作りやすいはずです。そこを逆にして、保存させたい人だけが自分でオンにする形にしています。しかもオンにしても、オンより前の内容はさかのぼって保存されません(詳しくは後の手順2で書きます)。
一方で、オフに戻すと保存済みの分まで消える設計には引っかかりました。安全側に倒しているのは分かりますが、「試しにオンにしてみる」がやりにくい作りでもあります。試すなら、手順1で書くチャットからの逐語の書き出しを取ってから、というのが実務的な結論になります。
日本語で読める状態になっていないことが、いまの弱点です
いちばん引っかかったのはここです。既定値の話も、9月9日の期限も、日本語ヘルプには載っていません。
設定の既定値と期限は、いちばん先に翻訳されるべき情報だと思います。英語を読む習慣のない利用者ほど、既定のまま気づかずに使い続けることになります。
この記事で押す場所の名前を原典の逐語で拾ったのは、そのためです。日本語ヘルプが追いつくまでの間、原語で確かめられる形にしておく価値があると考えました。
手順0:自分の画面が新しいメモリか、旧メモリかを見分ける

最初にやることは、自分のアカウントに新しい画面が来ているかの確認です。ここで分岐します。
「設定>メモリ」があるか、「設定>機能」の中にあるか
見分け方は原典に明記されています。英語版ヘルプの原文は「If you see Settings > Memory, you’re using the new memory experience and the sections above apply to you.」。
日本語版ヘルプにも対応する記述があります。「設定 > メモリが表示される場合、新しいメモリエクスペリエンスを使用しており、以下の主要なセクションが適用されます。」。
旧体験の場合はこうです。「設定 > 機能にメモリが表示される場合、レガシーメモリエクスペリエンスを使用しており、レガシーメモリユーザー向けの情報にスキップできます。」。
つまり設定の一覧に「メモリ」が独立して並んでいれば新しい画面、「機能」の中にメモリがあれば旧画面です。
旧画面のままの人は、この先の一部が今日はまだできません
旧画面には、今回の一覧化も編集アイコンもセンシティブ話題の設定も届いていません。日本語ヘルプがレガシーメモリの節で説明している旧UIは、設定>機能で「メモリを表示および編集」を押して「メモリを管理」モーダルを開く形式で、カスタム指示を足すときは概要の左下隅にある鉛筆アイコンを使う作りでした。なお日本語ヘルプが「メモリパネル」にカテゴリ別のエントリが並ぶと書いているのは旧UIの節ではなく、新しい体験の節(設定>メモリ)のほうです。8月20日時点の説明がそのまま残っている形になります。
旧画面の人でも、手順1で紹介するチャットからの逐語書き出しと、チャットからメモリを直す方法は今日そのまま使えます。手順3の「メモリを一時停止」と「メモリをリセット」も、旧画面の人が同じように選べます。英語版ヘルプのレガシー向けの節にも同じ2択が載っていて、リセットについては旧体験の節にも「this cannot be undone」と書かれています(ただし一時停止の説明にあるセンシティブ話題のくだりは、旧体験の節にはありません)。取り消せない操作を扱う章なので、旧画面の人も手順3は飛ばさないでください。手順4の前半にある9月9日期限の書き出しは、原典が「Navigate to Settings > Memory」と書いているとおり、新体験へ移行済みの人に出る導線なので、旧画面のままの人には出ません。そこは後の章で別に書きます。
設定画面への直リンクが、原典で2種類に割れています
細かいですが、実際に踏むときに関係する話です。Anthropic自身の原典が、設定画面のURLを2種類示しています。
ヘルプ記事の本文リンクはclaude.ai/new#settings/customize-memory、英語版リリースノートの8月25日の項目からのリンクはclaude.ai/settings/memoryです。旧体験はclaude.ai/settings/capabilities、組織側はclaude.ai/admin-settings/capabilitiesを指しています。
私はログインして確かめていないので、どちらが実際に開くかは書けません。リンクから飛ぶより、アプリの設定画面を自分で開くほうが確実だと思います。
手順1:Topicsを開いて1件ずつ読む・直す・消す

ここが今日の本題です。Claudeが自分について何を覚えているかを、実際に目で見て直します。
一覧の名前はTopics、日本語での表示名は原典にありません
英語版ヘルプの説明はこうです。「See exactly what Claude remembers about you in Settings > Memory. Everything Claude remembers is listed under Topics.」。
保存の仕方も変わりました。「Claude saves memory as a set of individual topics as you chat, rather than summarizing conversations after they end.」。会話が終わってから要約するのではなく、話しながら1件ずつのトピックとして保存する方式です。
正直に書いておくと、この一覧が日本語UIで何と表示されるかは、日本語版・英語版のどちらのヘルプにも書かれていません。日本語版のメモリ解説記事(チャット検索とメモリ)の本文で「Topics」は0件、「トピック」は2件ありますが、どちらも過去チャット検索のプロンプト例で、記憶の一覧名ではありませんでした。
なお同じ機能を、Anthropicのブログは別の言い方で説明しています。「Everything Claude remembers is in a list of files under Topics in Memory settings」。ファイルの一覧という表現はブログにだけ出てきます。ヘルプ側は「listed under Topics」としか書いていないので、画面にファイルという語が出るかは分かりません。
直した内容は、以降のすべての会話に効きます
編集の手順も原文にあります。「Select any topic to read it, then use the edit icon to change it or select “Delete” to remove it.」。
効き方についてはこう書かれています。「Fix something in one topic and the change applies to every conversation from then on.」。1か所直せば、それ以降の会話すべてに反映されるということです。
たとえば転職して職種が変わった、使う言語が変わった、家族構成が変わった。こうした事実が古いまま残っていると、Claudeはそれを前提に答え続けます。直す価値があるのはここです。
ただし編集アイコンの形も位置も、英語版ヘルプの新体験向けの節には書かれていません(同じページの旧体験向けの節には「pencil icon in the lower left corner」という記述がありますが、それは旧UIでカスタム指示を追加するアイコンの話です)。原文は「use the edit icon」までです。編集画面がモーダルで開くのか、その場で書き換える形なのかも同じ節に記載がありません。
探すときの手がかりは、原文が示している順序だけです。まずトピックを選んで読み、そのあとに編集アイコンを使うという並びになります。見つからないときは、次の次の節に書くチャット経由の方法に切り替えてください。そちらは直したい内容をそのまま伝えるだけなので、画面の作りに左右されません(ただし原文が示しているのは「覚えてほしいこと・直してほしいこと・忘れてほしいことを伝える」までで、そのまま貼れる決まった文面はありません)。
消す前に、書き出しでバックアップを取っておく
削除については、注意したい空白があります。トピックを1件消すときに確認画面が出るのか、消したあとに取り消せるのかが、英語版ヘルプの該当節に書かれていません。
同じ記事が、後で出てくるリセットについては「this cannot be undone」と明記しているのと対照的です。書かれていない以上、戻せる前提で押さないほうが安全だと思います。
対処は簡単です。消す前にチャットでClaudeに頼んで、いまの内容をテキストで書き出しておきます。文面は公式が示しているものがあります。「メモリに正確に表示されているとおり、メモリを逐語的に書き出してください」。英語版では「Write out your memories of me verbatim, exactly as they appear in your memory.」です。
これは画面の作りに依存しないので、旧画面の人でも今日そのままできます。
画面を使わず、チャットから直させることもできます
設定画面を開かない方法も用意されています。原文は「You can also update memory directly from a chat. Tell Claude what you’d like it to remember, change, or forget, and the update applies to your next conversation.」。
覚えてほしいこと、直してほしいこと、忘れてほしいことをチャットで伝えると、次の会話から反映されるという説明です。逆に覚えさせたいときは、同じ記事の保存方式を説明した節に「you can also tell Claude to “remember this” to save something directly.」とあり、その場で保存させられます。
反映が「次の会話から」である点は覚えておいてください。同じ会話の中ですぐ変わるとは書かれていません。
手順2:健康や信条をClaudeに覚えさせるかを決める

ここが今回いちばん確認しておきたい設定です。既定値が「保存しない」側になっています。
既定はオフ。健康や信条は、自分でオンにしない限り保存されません
英語版ヘルプの原文はこうです。「By default, Claude does not store topics related to personal or sensitive subject matter, like your health, race, ethnicity, religious beliefs, politics, gender identity, and other similar areas.」。
健康・人種・民族・宗教的信条・政治・ジェンダーアイデンティティ、およびそれに類する領域は、既定では保存されません。保存させたい人は自分でオンにします。原文は「Turn on Include sensitive topics in memory in Settings > Memory.」。オンにする経路はもう1つあります。原文は「You can also turn it on from the one-time notice Claude shows in chat the first time it declines to save a memory because it referenced a sensitive topic.」。センシティブ話題を理由にClaudeが保存を見送った最初の1回だけ、チャットに出る通知からもオンにできる、という説明です。
この設定の日本語での表示名も、日英どちらのヘルプにも書かれていません。日本語版のメモリ解説記事(support.claude.com/ja/articles/11817273)の本文を数えると、「センシティブ」も「機密」も0件で、この節そのものが存在しませんでした。なお同じく日本語で読めるインポート/エクスポートの記事には「機密情報」という語が2か所出てきますが、これは取り込む前に自分で除外する情報の話で、設定の名前ではありません。
そのため、日本語UIで使っている人は設定>メモリの中にある、健康や信条といった話題の保存に関わるスイッチを自分で探すことになります。原語は「Include sensitive topics in memory」です。表示言語を英語にできる環境なら、この名前で探すのが早いはずです(画面のラベルが原文と同じ文字列かどうかまでは、原典に書かれていません)。表示言語の切り替え方は別のヘルプ記事にあり、日本語版の逐語は「左下隅のプロフィールアイコンをクリックします。」「「言語」セクションに移動します。」です。対象はウェブとデスクトップだけで、モバイルアプリの切り替え方は書かれていません。そもそもこの設定があるのは、設定>メモリが出ている人だけです。旧画面のままの人には届いていません。さきほど引いた1回限りの通知からオンにする経路もありますが、原文は「the one-time notice」「the first time it declines to save a memory」と二重に限定しているので、自分から呼び出せるものではありません。当てにして待つ経路ではない、という前提で見てください。
オンにしても、さかのぼっては保存されません
オンにしたときの挙動も明記されています。「Claude saves sensitive topics going forward. Anything from before you turned it on isn’t saved retroactively.」。
オンにした時点より前の内容は保存されません。過去の会話をさかのぼって拾い直す機能ではない、ということです。
保存されるたびに知らせも出ます。「Each time Claude saves something on one of these topics, a notice appears above the message box so you can review it or update your settings.」。メッセージ入力欄の上に通知が出て、その場で内容を確認したり設定を変えたりできます。
スマートフォンで使う人には条件があります。原文はまず「If you’re using Claude for iOS or Android, this notice will only appear if you’re on the latest version of the mobile app.」と書き、続けて「If you’re using an older version or the mobile app, you will not see this notice, and Claude won’t save the sensitive topic to its memory.」と書いています。アプリが古いままだと通知が出ず、そのセンシティブ話題は保存されません。オンにする前にアプリを更新してください。
【取り消せない】オフに戻すと、保存済みの分まで消えます
ここは慎重に扱ってください。「If you decline the notice, or turn the setting off later, Claude removes any sensitive items already saved to memory.」。
通知を断るか、あとから設定をオフに戻すと、すでに保存済みのセンシティブ項目をClaudeが削除します。
ただし、削除まで起きると書いているのはこの1文だけです。同じ英語版ヘルプの組織向けの節は、オフに戻すことを「新規の保存を止める操作」としか説明していません。原文は「they can view and delete individual entries, or turn sensitive topics off to stop saving new ones」で、既存の項目を消すほうは「1件ずつ削除する」として別に挙げています。ブログも「You can turn off this setting at any time.」とだけ書き、削除には触れていません。ここも原典どうしが割れている箇所です。なお原典が「cannot be undone」と明記しているのは後述のリセットだけで、センシティブのオフには書かれていません。安全側に取るなら、消える前提で扱ってください。
さきほどの「さかのぼって保存されない」と合わせると、意味が見えてきます。オンにして、しばらく使って、オフに戻す。そしてまたオンにする。この往復をすると、間に貯まった分は戻りません。
試してみたい人は、オフに戻す前にチャットで書き出しておくのが安全です。
そもそも絶対に保存されないものは、原典が2つに割れています
オンにしても保存されない種類のものがあります。ただしその列挙が、同じ日に更新された2つの原典で違っています。
英語版ヘルプはこう書いています。「This includes government ID numbers, criminal history, financial account numbers, and immigration status.」。政府発行ID番号、犯罪歴、金融口座番号、在留資格の4つです。
一方ブログはこうです。「This includes sensitive identification numbers (SSN, government ID numbers, etc), criminal history, immigration status, or anything that violates our Acceptable Use Policy (AUP) in its memory.」。
金融口座番号はヘルプにしかなく、利用規定違反にあたるものはブログにしかありません。どちらが最終的な仕様かは、どちらのページにも書かれていません。両方に載っているもの(政府発行ID番号・犯罪歴・在留資格)は確実だと考えてよさそうです。
手順3:止めるときの2択、一時停止とリセットを取り違えない

メモリ自体を止めたい人向けの手順です。ここには取り消せない操作が含まれます。
トグルを押すと、性質の違う2択が出ます
止めるときは、新しい画面なら設定>メモリの「チャットからメモリを生成」、旧画面なら設定>機能にあるメモリのトグルを押します。すると選択肢が2つ出ます。日本語版ヘルプに訳語があるので、そちらを使います。「メモリを一時停止」と「メモリをリセット」です。
英語版ではPause memoryとReset memoryにあたります。名前は似ていますが、結果はまったく違います。
一時停止:消えないが、その間の会話は取り戻せません
一時停止のほうは安全側です。原文はこうです。「Pause memory: Claude keeps its existing memory, including sensitive topics if you have it turned on, but won’t use memory or make new memories.」。
既存のメモリは残り、使いもしないし新しく作りもしないという状態になります。
ただし1点だけ、あとから取り戻せないものがあります。「Conversations while memory is paused won’t be added to memory if you turn it back on.」。一時停止していた期間の会話は、解除しても後から取り込まれません。
解除したときの挙動も書かれています。「If you unpause memory, both your memory and sensitive topics memory will be on.」。センシティブ話題の設定も一緒に戻る点に注意してください。
【取り消せない】リセット:プロジェクトメモリまで巻き込みます
こちらは戻せません。日本語版ヘルプの新しいメモリエクスペリエンス向けの節から訳をそのまま引きます(同じページのレガシーメモリユーザー向けの節では「この操作は取り消せません。」と訳が違います)。「メモリをリセット: プロジェクトメモリを含むすべてのメモリを永久に削除します。このオプションを選択して「メモリをリセット」をクリックすると、これを元に戻すことはできません。」。
英語版も同じ内容です。「Reset memory: Permanently deletes all memories including project memories. Once you select this option and click “Reset memory,” this cannot be undone.」。
消えるのは通常のメモリだけではありません。プロジェクトごとに貯まっていたメモリも一緒に消えます。再度オンにしたときの状態も明記されています。「Upon re-enabling the feature, you’ll start from scratch and Claude will not have its previous memory.」。ゼロからやり直しです。
紛らわしいのは、確認ボタンの名前も同じ「メモリをリセット」だという点です。押す前に、手順1で書いた逐語の書き出しを済ませておいてください。
止めると、月間レポートも表示されなくなります
これは別の記事に書かれている副作用です。日本語版のレポート機能のヘルプにこうあります。「メモリをオフにするとレポートは非表示になります。」。さらに「レポート専用のトグルはないため、メモリ設定がオンの場合、レポートも有効になります。」。
メモリを止めると、月ごとの振り返りレポートも見られなくなります。レポートだけを残す設定はありません。
なおこの連動は、今回更新されたメモリのヘルプ記事の新しい節には書かれていません。書かれているのは同じ記事のレガシーメモリユーザー向けの節で、日本語版は「注: メモリを一時停止またはリセットすると、月間レキャップも非表示になります。」、英語版は「Note: Pausing or resetting memory also hides your monthly recap, since Claude builds the recap from the same chat history.」です。リセットだけでなく一時停止でも非表示になると明記しているのは、この旧体験向けの節のほうです。レポート機能を説明した別記事(日本時間2026年7月9日22時51分更新)にも同じ連動が書かれていますが、この記事はオフにする場所を「設定 > 機能でチャット履歴からメモリを生成をオフにする」と旧画面のパスで書いており、新しい体験について確かめられる材料とまでは言えません。
手順4:9月9日まで、旧メモリを書き出して貼り戻す

期限のある作業です。旧メモリから新しい画面に移行済みの人が対象で、旧画面のままの人にはこの導線が出ません。
期限が書かれているのは英語版の1ページだけです
原文は英語版ヘルプの冒頭にあります。「Important: We have introduced an improved experience for memory and migrated users off the legacy experience. If you think Claude has forgotten something in that migration:」と前置きし、続けて「Navigate to Settings > Memory and until September 9, 2026, you will see the option to export your legacy memory.」。
移行でClaudeが何かを忘れたと感じるなら、9月9日までに書き出せるということです。
大事なのは次の一文です。「Once you have exported your legacy memory, paste it back into Claude, highlighting the portion that may have been forgotten.」。書き出すだけでは復元されません。Claudeに貼り戻して、忘れられたと思う部分を示して初めて効きます。
日付の扱いには限界があります。原典は「until September 9, 2026」としか書いておらず、これが米国時間なのか日本時間なのかは書かれていません。日本時間で何日の何時までとは言えないので、余裕を持って早めに済ませるのが安全です。
なおこの期限は、日本語版ヘルプには書かれていません。日本語版のメモリ解説、インポートとエクスポート、月間レポートの3本には「9月9日」が1件もありません。日本語版リリースノートには「9月9日」が1件ありますが、これは2025年9月9日の日付見出しで、今回の期限とは別のものでした。
書き出し手順の記述が、新しい節でも旧画面のパスのままです
ここで原典の不整合を1つ書いておきます。インポートとエクスポートを説明した記事は、新しい体験の節でも、書き出し手順だけが旧画面のパスを指したままです。原文は「To view your memory exactly how Claude sees it, go to Settings > Capabilities and click “View and edit your memory.”」。
同じ文章が、同じ記事の旧体験向けの節にも一字一句そのまま載っています。翻訳の問題ではなく、英語の原文側で更新が漏れている形です。
ただしこの不整合も、次に挙げるチャットでの書き出しも、対象は「いま保存されているメモリ」のほうです。移行で落ちた旧メモリをチャットで取り出せるとは、英語版ヘルプにも、このインポートとエクスポートの記事にも書かれていません。9月9日の書き出しは、設定>メモリに出る導線でしかできない前提で動いてください。いまのメモリを手元に控えておきたいだけなら、チャットで頼むのが確実です。文面は前にも書いたこれです。「メモリに正確に表示されているとおり、メモリを逐語的に書き出してください」。
この方法は画面の作りに依存しません。新画面でも旧画面でも、今日そのまま使えます。
他のAIから持ち込むこともできます
ついでに書いておくと、逆方向の機能もあります。他のAIサービスから書き出したメモリを、Claudeに読み込ませる導線です。
日本語版ヘルプに訳語があるので、そのまま引きます。設定>メモリで「インポートを開始」を押し、移行元から書き出したテキストを貼り、「メモリに追加」を押します。取り込まれた中身はメモリパネルで確認できます。「Claudeが学んだことを確認」はレビュー画面ではなく、「メモリを更新しました。私について何を学びましたか?」というプロンプトで新しい会話を始めるボタンです。なおこの機能が使えるのはFree・Pro・Max・Teamの4プランで、ウェブとClaude Desktopだけと原典に明記されています。
引っ越しのときには使えます。ただし貼り付ける前に、中身に見られたくない情報が混じっていないかは確認してください。
自分の条件を確かめる:プラン・端末・組織・Cowork

自分がそもそも対象なのかを切り分ける章です。ここを飛ばすと、設定を探し回ることになります。
無料・Pro・Maxは既定オン、法人向けは既定オフ
英語版ヘルプの原文はこうです。「Memory is on by default for Free, Pro, and Max plans on the web, Claude Desktop, and Claude Mobile (update to the latest version of the app). On Team and Enterprise plans, memory is off by default and can be turned on by an owner.」。
個人向けの3プランは、ウェブ・デスクトップ・モバイルで既定オンです。モバイルには「最新版に更新すること」という条件が付いています。
TeamとEnterpriseは既定オフで、オーナーが有効にするまで各メンバーは触れません。オーナーが操作する場所は「Organization settings > Capabilities」です。原文は「Memory and sensitive topics are two separate controls for your organization, and both are off by default.」で、組織側ではメモリとセンシティブ話題が別々の2つのスイッチになっています。ただしこれは新しい体験の話です。同じ英語版ヘルプの旧体験向けの節は「Team plans do not have organization-level controls for memory features. Individual Team plan members manage their own memory settings directly.」と逆のことを書いています。なお旧体験の節で組織トグル「Generate memory from chat history」が既定で有効だと書かれているのは、その中のEnterprise所有者向けのくだりで、Teamの話ではありません。英語版のインポートとエクスポートの記事も「In the interim, users on Team and Enterprise plans will stay on the legacy experience.」としています。旧画面のままのTeamの方は、オーナーを待たずに自分で設定できる可能性があります。
組織で止めるときの影響は重いので書いておきます。英語版ヘルプの原文は「When an owner turns memory off for the organization, all existing memory entries for all users are deleted immediately, and users can’t access the memory setting.」。同じ節はさらに「Important: Turning off memory at the organization level permanently deletes all memory data for everyone in your organization.」とも書いています。全員分のメモリが即座に、しかも永久に削除されます。オーナー向けの操作ですが、これも取り消せません。
過去チャットの検索は、メモリとは別の機能です
ここは取り違えが起きやすい部分です。覚えている内容の一覧(メモリ)と、過去の会話を検索して参照する機能は別物です。
対象プランも違います。原文は「Searching past chats is available to users on paid plans」。過去チャットの検索は有料プラン限定で、無料プランでは使えません。
一方でメモリのほうは、さきほどの引用のとおり無料プランでも既定オンです。「無料だとメモリは使えない」と読むと逆になりますので、混同しないでください。
Coworkとの共有は、クラウドで動かしているときだけ
Coworkを使っている人向けの条件です。原文は「Memory is shared between Chat and Claude Cowork when Cowork runs in the cloud; Cowork sessions that run locally on your computer don’t use memory.」。
クラウドで動かしているときは、チャットとCoworkでメモリが共有されます。自分のパソコンの中で動かしているセッションはメモリを使いません。
同じ操作をしていても、動かす場所によって挙動が変わります。手元で動かしているのに「覚えてくれない」と感じたら、この条件を疑ってください。
そもそも使えない組織があります
対象外の条件も明記されています。HIPAA対応、公共部門向け、カスタムのデータ保持契約を結んでいる組織は対象外です。
ただし理由や、カスタムデータ保持契約が具体的に何を指すのかは、英語版ヘルプのこのページ全体を見ても、この一文以外に説明がありません(本文中「HIPAA」「public-sector」「custom data retention」はいずれも1回だけです)。英語版ヘルプ「HIPAA-ready Enterprise plans」にもメモリへの言及はありませんでした。保持期間の設定そのものは別記事「Configure custom data retention controls for Enterprise plans」で説明されていますが、そこにもメモリの記載はありません。該当しそうな組織の方は、契約の窓口に確認したほうが早いと思います。
Claudeの日本語ヘルプだけを読むと逆の結論になる3か所

日本語で調べる人向けの章です。ここは実測した数字で書きます。
日本語ヘルプは、この刷新に追いついていません
日本語版のメモリ解説記事の最終更新は日本時間2026年8月20日4時10分でした。今回の刷新(同8月26日1時29分)より6日前です。
中身を数えると差がはっきりします。日本語版の本文に「Topics」は0件。「トピック」は2件ありますが、どちらも過去チャット検索の例文でした。「センシティブ」も「機密」も0件で、健康や信条を保存するかどうかの節そのものがありません。「9月9日」も0件です。
日本語版のリリースノートも同じです。最終更新は日本時間2026年8月7日6時0分で、最新の項目は「2026年8月6日」。8月25日の項目は載っていません。
今回のブログ記事に日本語版はありません。日本語のURL(claude.com/ja/blog/claudes-memory-works-everywhere-and-you-decide-whats-in-it)は404で、サイトマップにもこのスラッグは英語版1本しか登録されていませんでした。なお前回のメモリ導入時のブログには日本語版(claude.com/ja/blog/memory「Claudeへのメモリの導入」)があります。
日本語だけを読むと逆に受け取る3点
具体的に、どこで結論が変わるかを挙げます。
- 一覧の形:日本語ヘルプは新しい体験の節(設定>メモリ)でも、まだ「メモリパネル」にカテゴリ別のエントリが並ぶ形式を説明しています。実際にはTopicsの一覧に変わり、1件ずつ開いて直せるようになりました
- 直し方:日本語ヘルプは「Claudeに変更または削除する内容を伝える」ボックスを使う方式で書かれています。新しい画面では編集アイコンで直接書き換えます
- センシティブな話題:日本語ヘルプには節そのものがありません。既定でオフになっている、という今回いちばん大事な既定値が日本語では読めない状態です
日本語ヘルプにも「設定>メモリ」の新しい体験の説明はあります。ただし中身が8月20日時点のままなので、そこを今の画面だと思って読むと外します。
訳語も原典どうしで割れています
細かいですが、検索するときに効きます。同じボックスの名前が、日本語ヘルプの記事によって違います。
メモリの解説記事では「Claudeに変更または削除する内容を伝える」、インポートとエクスポートの記事では「Claudeに変更または削除するよう指示」と訳されていました。
日本語で検索して情報にたどり着けないときは、英語の原語で探すほうが早いことがあります。
よくある勘違い:会話を削除してもメモリは消えなくなった

最後に、旧仕様の感覚のままだと事故になる点をまとめます。
会話を消しても、そこから作られたメモリは残ります
これは仕様が反転した部分です。英語版ヘルプの新しい節にはこうあります。「When a conversation expires or is deleted, related memory entries generated from it won’t be removed, but you can delete individual memories at any time.」。
日本語版にも同趣旨の文があります。「会話の有効期限が切れたり削除されたりした場合、そこから生成された関連するメモリエントリは削除されませんが、いつでも個別のメモリを削除できます。」。ここは日本語でも読める数少ない箇所です。
一方、同じページの旧体験向けの節は逆のことを書いています。「Deleted conversations are removed from memory synthesis.」。旧仕様では会話を消せばメモリからも外れました。新しい仕組みでは外れません。
消したい情報があるなら、会話ではなくTopicsのほうを消してください。
メモリのオンオフと、モデル学習のオンオフは別の画面です
もう1つ、混同されやすい設定があります。メモリを止めても、モデルの学習に関する設定は変わりません。逆も同じです。
学習の設定は「設定>プライバシー」の「AIモデルの改善を支援する」にあたる項目で、メモリの画面とは別の場所です。片方だけ切って「これで大丈夫」と考えると、意図と違う状態になります。
なおTopicsに保存された内容がモデルの学習に使われるかどうかは、私が確認した範囲では、プライバシー関連のどのページにも書かれていませんでした。確認したのは消費者向けの学習FAQ、商用向けFAQ、モデル改善設定の記事、保持期間の記事、そしてプライバシーポリシー本文です。書かれていないので、使われるとも使われないとも断定できません。
シークレットチャットは「何も残らない」ではありません
まったく残したくない会話は、シークレットチャットで始める方法があります。ただし条件があります。
プランを問わず、シークレットチャットは既定で30日間保持されます。シークレットチャットを説明した英語版ヘルプの原文は「While incognito chats aren’t saved to your chat history, they are retained for either 30 days (default), or longer in accordance with your organization’s custom data retention setting (available for Enterprise plans).」で、Free・Pro・Max・Team・Enterpriseの全員が対象です。加えてTeamとEnterpriseでは、シークレットチャットが組織のデータエクスポートにも含まれます(メモリのヘルプの原文は「retained for at least 30 days for safety purposes」)。消えるチャットではありません。
もう1つ、プロジェクトの中ではシークレットチャットを開始できません。これはシークレットチャットを説明した別のヘルプ記事に「Incognito mode is currently only available for chats outside of projects」と明記されています。プロジェクトの会話だけをその場でメモリから外す導線は原典に見当たらないので、必要ならメモリ全体の一時停止か、Topicsからの個別削除、あるいは「メモリをリセット」(プロジェクトメモリまで消えます)で対応することになります。
まとめ:ClaudeのTopicsで今日やること7つ
最後に、今日そのまま実行できる形で並べ直します。上から順に進めてください。
- 1. 新旧を見分ける:設定に「メモリ」が独立して並んでいれば新しい画面、「機能」の中にあれば旧画面です
- 2. Topicsを読む:設定>メモリの一覧が、Claudeが自分について覚えている全部です
- 3. 書き出してから触る:チャットで「メモリに正確に表示されているとおり、メモリを逐語的に書き出してください」と頼み、出力を手元に保存します
- 4. 古い項目を直す:事実が変わった項目を開いて編集アイコンで直します。直した内容は以降のすべての会話に効きます
- 5. センシティブ話題の既定を確認する:健康や信条は既定でオフです。オンにするかを自分で決めます。オフに戻すと保存済みの分も消えます
- 6. スマートフォンのアプリを更新する:古いままだと保存時の通知が出ず、センシティブ話題は保存されません
- 7. 旧メモリの書き出しを済ませる:期限は2026年9月9日です。書き出したあと、Claudeに貼り戻して初めて復元されます
とくに取り違えやすい点を3つ挙げておきます。
- 「メモリをリセット」は取り消せません。プロジェクトメモリまで巻き込んで消えます。止めたいだけなら「メモリを一時停止」を選んでください
- 会話を削除してもメモリは消えません。旧仕様では消えていました。消したい情報があるなら、会話ではなくTopicsのほうを消します
- メモリと過去チャット検索は別の機能です。メモリは無料プランでも既定オン、過去チャットの検索は有料プラン限定です
日本語ヘルプが追いつくまでは、既定値と期限を自分で確かめるしかない状態が続きます。今日のうちに一覧だけでも開いておく価値はあると思います。
よくある質問(FAQ)

Q1. 自分のClaudeに「Topics」が見当たりません。どこを見ればいいですか。
まず新旧どちらの画面かを見分けてください。設定に「メモリ」が独立して並んでいれば新しい画面、「機能」の中にメモリがあれば旧画面です。日本語版ヘルプの逐語は「設定 > メモリが表示される場合、新しいメモリエクスペリエンスを使用しており、以下の主要なセクションが適用されます。」です。旧画面のままなら、そこにあるのはTopicsではなく、設定>機能の「メモリを表示および編集」から開く「メモリを管理」モーダルで、今回の一覧化・編集アイコン・センシティブ話題の設定はまだ届いていません。TeamとEnterpriseで新しい体験に移っている場合は、オーナーが「Organization settings > Capabilities」で有効にしていないと、そもそもメモリ設定に触れません。既定はオフです。ただし旧画面のままの場合、英語版ヘルプの旧体験の節は「Teamプランには組織レベルのコントロールがなく、各メンバーが自分で管理する」と逆のことを書いています。なお日本語UIでこの一覧が何と表示されるかは、日英どちらのヘルプにも書かれていません。英語版ヘルプの冒頭は移行が終わったように書いている一方、同じページの下部には段階導入中の記述が残っており、原典自体が整合していません。見当たらないことが異常とは限らない状態です。
Q2. 会話を削除すれば、そこから作られたメモリも消えますか。
いまの仕様では消えません。英語版ヘルプの逐語は「When a conversation expires or is deleted, related memory entries generated from it won’t be removed, but you can delete individual memories at any time.」です。日本語版にも同趣旨の文があり、「会話の有効期限が切れたり削除されたりした場合、そこから生成された関連するメモリエントリは削除されませんが、いつでも個別のメモリを削除できます。」と書かれています。注意したいのは、旧仕様では逆だったことです。同じページの旧体験向けの節には「Deleted conversations are removed from memory synthesis.」とあり、会話を消せばメモリからも外れました。旧仕様の感覚のまま「会話を消したから大丈夫」と考えると事故になります。消したい情報があるなら、Topicsの一覧から1件ずつ削除するか、「メモリをリセット」で全消去します。ただしリセットはプロジェクトメモリまで巻き込み、取り消せません。
Q3. センシティブな話題をオンにしてみて、合わなかったらオフに戻せばいいですか。
戻せますが、オフに戻すと保存済みのセンシティブ項目をClaudeが削除します。逐語は「If you decline the notice, or turn the setting off later, Claude removes any sensitive items already saved to memory.」です。しかもオンにしても、オンにする前の内容はさかのぼって保存されません(逐語「Anything from before you turned it on isn’t saved retroactively.」)。つまりオンとオフを往復すると、その間に貯まった分は戻りません。試すなら、オフに戻す前にチャットで「メモリに正確に表示されているとおり、メモリを逐語的に書き出してください」と頼み、出力を手元に保存してからにしてください。あわせて、iPhoneやAndroidのアプリが古いままだと保存時の通知が出ず、そのセンシティブ話題はそもそも保存されません。オンにする前にアプリを更新してください。なお政府発行ID番号・犯罪歴・在留資格などは、オンにしても保存されないとされています。
筆者より
この記事は、私がClaudeの画面を開かずに書いています。使ったのはAnthropicの公式ヘルプとブログ1本、それにプライバシー関連の各ページで、すべて日本時間8月26日の午前に取得しました。
そのため、画面写真を使わず、原典の逐語と項目名だけで手順を組み立てる方針にしました。見ていない画面を絵で説明することはできませんし、原典に書かれていないことを推測で埋めると、それが手順書のいちばん危ない部分になります。
書けなかったものも正直に挙げておきます。新しい体験の編集アイコンの位置、Topicsの日本語での表示名、センシティブ話題のトグルの日本語での表示名、トピックを1件削除するときに確認画面が出るかどうか。この4つは、英語版ヘルプの新しい体験の節にも、日本語版ヘルプにも、英語版リリースノートの8月25日の項目にも、ブログにも書かれていません(同じ英語版ヘルプのレガシー体験の節にある「pencil icon in the lower left corner」は、旧UIでカスタム指示を足すときのアイコンで、別のものです)。原典に無かったものはこの4つだけではなく、ほかは記事末尾の※に1件ずつ書いています。そこは「原典に無い」と書いたうえで、原語での探し方と、画面に依存しないチャット経由の代替手段を添える形にしています。
今回いちばん時間を使ったのは、原典どうしの食い違いを潰す作業でした。本文で大きく扱ったものだけで5か所あります。ほかにも、同じボックスの訳語が日本語ヘルプの記事によって違うことと、Teamプランの組織レベルの制御について新旧の節が逆のことを書いていることを、本文で別に挙げています。
1つ目は、英語版ヘルプの同じページの中で、移行が完了したとも進行中とも読める記述が同居していること。2つ目は、絶対に保存されないものの列挙が、ヘルプとブログで違っていること。3つ目は、インポートとエクスポートの記事で、書き出し手順だけが旧画面のパスを指したままになっていること。4つ目は、設定画面への直リンクが原典によって2種類あること。5つ目は、センシティブ話題をオフに戻したときに保存済みの項目が消えるのかどうかが、同じ英語版ヘルプの中で書き分けられていることです。
いずれも、どちらかが誤りだと断定できる材料はありませんでした。記事では両方を出典付きで併記しています。
日本語ヘルプの遅れも実測しました。日本語版のメモリ解説は8月20日版のままで、Topicsもセンシティブ話題も9月9日の期限も載っていません。日本語版リリースノートの最新項目は8月6日です。今回のブログには日本語版がありません(前回のメモリ導入時のブログには日本語版があります)。
なお今回は扱わなかったものが2つあります。1つはプロジェクトメモリで、Topics形式で一覧・編集できるのかが原典に書かれていませんでした。もう1つはTeamプランへの提供時期で、こちらは英語版のインポートとエクスポートの記事が「今後数週間のうちに管理者へ案内が届く/それまでは旧体験のまま」と書いているだけで、具体的な日付はどこにも見当たりませんでした。
事実関係の誤りや、実際の画面との相違にお気づきの点があれば、コメント欄で教えてください。
参考資料
- Anthropic ヘルプセンター「Memory」(英語版。日本時間2026年8月26日1時29分4秒更新。Topicsの一覧化と個別編集の逐語、編集した内容が以降の全会話に効くこと、チャットからメモリを更新できること、センシティブな話題が既定で保存されないことと対象領域の列挙、オンにしても遡及して保存されないこと、通知が入力欄の上に出ること、モバイルアプリが古いと通知が出ず保存もされないこと、オフに戻すと保存済みの項目が削除されること、絶対に保存されないものの列挙、一時停止とリセットの違いとリセットが取り消せないこと、対象プランと対象端末、Coworkとの共有条件、組織側の2つのスイッチと組織でオフにしたときの即時削除、HIPAA・公共部門・カスタムデータ保持契約の組織が対象外であること、レガシーメモリの書き出し期限が2026年9月9日であることと貼り戻しが必要なこと、新旧の見分け方、会話を削除してもメモリが残ること、旧体験の節では逆に会話の削除でメモリから外れると書かれていること、同じページ内に移行完了形と進行形の記述が同居していること、編集アイコンの位置・Topicsの件数上限と並び順・削除時の確認の有無・レガシー体験の終了日・Teamプランへの提供時期がいずれも記載されていないことを確認)
- Anthropic ヘルプセンター「メモリ」(日本語版。日本時間2026年8月20日4時10分47秒更新。新旧の見分け方の逐語、新しい体験の節に残る「メモリパネル」とカテゴリ別エントリの説明、レガシー節が説明する「メモリを表示および編集」と「メモリを管理」モーダル、「Claudeに変更または削除する内容を伝える」ボックスの説明、一時停止とリセットの日本語訳、会話を削除してもメモリエントリが削除されないことの逐語を確認。あわせて本文全体を固定文字列で検索し、「Topics」0件、「センシティブ」0件、「機密」0件、「9月9日」0件であること、「トピック」2件がいずれも過去チャット検索のプロンプト例であることを確認)
- Anthropic ヘルプセンター「Release notes」(英語版・日本語版。英語版は日本時間2026年8月26日1時29分7秒更新で、8月25日付の項目にTopicsの一覧化・センシティブ話題の設定・Coworkとの共有が並ぶこと、そこからのリンクが claude.ai/settings/memory を指すことを確認。日本語版は日本時間2026年8月7日6時0分59秒更新で、最新の日付見出しが「2026年8月6日」であり8月25日の項目が存在しないことを確認)
- Anthropic ブログ「Claude’s memory works everywhere, and you decide what’s in it」(英語のみ。Topicsを「a list of files」と表現していること、ファイルが短いこと、絶対に保存されないものの列挙がヘルプと異なり利用規定違反を含む一方で金融口座番号を含まないことを確認。日本語版のURLは404で、サイトマップにも英語版1本しか登録されていないことを確認)
- Anthropic ヘルプセンター「Import and export your memory from Claude」(英語版・日本語版。チャットでの逐語書き出しの推奨文、インポートの手順と「インポートを開始」「メモリに追加」「Claudeが学んだことを確認」の日本語訳を確認。あわせて、新しい体験の節でも書き出し手順だけが「Settings > Capabilities」という旧画面のパスを指したままで、同じ文章が旧体験の節にも重複して載っていることを確認。旧スラッグのURLは301で新スラッグへ転送されるが、ヘルプ本文とリリースノートのリンクは今も旧スラッグのままであることも確認)
- Anthropic ヘルプセンター(月間レポート機能。日本語版、日本時間2026年7月9日22時51分更新。「メモリをオフにするとレポートは非表示になります。」「レポート専用のトグルはないため、メモリ設定がオンの場合、レポートも有効になります。」の逐語を確認。この連動が、今回更新されたメモリのヘルプ記事の新しい節には書かれていないことも確認)
- Anthropic ヘルプセンター「Use incognito chats」(英語版。日本時間2026年7月17日2時39分10秒更新。シークレットチャットが全プランで既定30日間保持されること、プロジェクト内では開始できないことの逐語を確認)
- Anthropic プライバシーセンターおよびプライバシーポリシー(消費者向けのモデル学習FAQ、商用向けFAQ、モデル改善設定の記事、保持期間の記事の各ページ全体と、プライバシーポリシー本文を固定文字列で検索し、Topicsに保存された内容がモデルの学習に使われるかどうかについての記述が見当たらないことを確認)












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