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みなづち
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AIニュース10選【8/18】GitHubが7時間半停止、Copilot機能終了は今日ほか

AIニュース10選【8/18】GitHubが7時間半停止、Copilot機能終了は今日ほか
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みなづちです。

2026年8月18日時点で押さえておきたいAIニュースを、重要度順に10件まとめました。

今回は、GitHubが7時間35分にわたって落ち、Copilotの認証とCursorのクラウドエージェントまで道連れになったこと昨日の記事で「明日消える」と書いたCopilotの機能が、今日の朝の時点でまだ止まっていないこと、そしてAtlassianがJiraとConfluenceの中身をAIの改善に使い始め、無料版とStandardでは既定でオンになっていることが大きなテーマです。

本記事では、以下のポイントから解説します。

  • GitHubの障害で何が止まり、何が影響を受けなかったのか
  • Copilotの機能終了が「今日のどの時点で」来るのか、まだ保存が間に合うのか
  • AtlassianのAI利用で、プランによって何が変わるのか
  • OpenAI共同創業者が自分のサイトをChatGPTに診断させて出てきた13件
  • Gemini Notebookのコピー許可が既定でオンになっている件

なお本日は、日本時間8月17日8時10分から8月18日8時45分までの約24時間35分から選んでいます。前回の記事が8月17日8時10分で締めているため、そこから連続する窓です。10の角度から調べています。

先に3つ、お断りをしておきます。1つ目は、この24時間に主要な対話モデルの新規発表が1本もなかったことです。OpenAI・Google・Anthropic・Meta・Appleと中国勢の主要ラボのいずれからも、新しい対話モデルの公開はありませんでした。代わりに並んだのが、障害・機能終了・データの扱いの変更です。

2つ目は、開発者向けの話が5本を占めていることです。窓のなかに一般向けの動きがほとんどなかったためで、水増しではありません。ただしGitHubもCursorもClaude Codeも、名前は知られていて実際に使っている人が多いものを選んでいます。

3つ目は、日本発が1本だけだったことです。LINEヤフーの「エキスパートAI」で、こちらは一般の読者がそのまま試せます。見出しの日付は日本時間です。ドル建ての金額は1ドル160円で換算しています。

目次

今日の10本はGitHubの7時間半停止から。土台が揺れた24時間

AIニュース10選【8/18】GitHubが7時間半停止、Copilot機能終了は今日ほか

まず結論からお伝えすると、この24時間に動いたのは、AIそのものではありませんでした。動いたのは、AIを載せている土台のほうです。

いちばん急ぐのが②です。Microsoft Copilotのポッドキャスト生成とDeep Researchが消える日として予告されていた8月18日が、今日です

ただしこの記事を書いている日本時間9時41分の時点で、Microsoftのサポートページは4本とも「消える予定」という未来形のままでした。その時点では米太平洋時間はまだ8月17日の夕方でした。保存したいものがあるなら、まだ間に合う可能性が高いということになります。

①はこの窓でいちばん大きな事故でした。GitHubが日本時間8月17日22時40分から18日6時15分まで、7時間35分にわたって障害を起こしました。GitHubの区分で最上位のcriticalです。Copilotの認証が巻き込まれ、Cursorのクラウドエージェントも止まりました。

③はOpenAIの共同創業者、グレッグ・ブロックマン氏がOpenAIのサイトに書いた記事です。自分の個人サイトをChatGPTに診断させたら、約15分で13件の問題が出てきたという実演を交えつつ、「自社モデルの実世界でのサイバー能力を過小評価していた」と認めています。

④は仕事で使っている人が多い話です。AtlassianがJira・Confluenceの中身をAIの改善に使い始めました。無料版とStandardでは既定でオンになっています。

⑤⑧は既定値の話が続きます。⑤はGemini Notebookのノートブックを丸ごとコピーできるようになり、その許可が既定でオン。⑧はClaude Codeが利用上限のリセット後にセッションを自動で再開する挙動が既定になりました。

⑥は日本発で、LINEヤフーがYahoo!ニュースの専門家をAI化した「ふらおレシピ」を9月30日まで公開しています。⑦はCursorがGitHubの代わりになるコード置き場「Origin」を始めた話、⑨はGPT-5.6 Solが9月18日まで半額になった話、⑩はAI基盤Rayの脆弱性が実際に悪用されているとCISAが指定した話です。

筆者の視点:Copilotの「8月18日」とRayの「8月20日」は誰の時計か

AIニュース10選【8/18】GitHubが7時間半停止、Copilot機能終了は今日ほか

10本を横断して、3つ引っかかった点があります。

予告された期限が、どこの時刻かは書かれていない

②のMicrosoftは、機能の終了日を「August 18, 2026」とだけ書いています。タイムゾーンの記載はありません。

昨日の記事で私は「明日8月18日で消える」「今日のうちに保存してください」と書きました。ところが今日の朝、実際にサポートページを取得してみると、4ページとも「is being retired」という未来形のままでした。その時点では米太平洋時間はまだ8月17日でした。

ただし日付の書き方は揃っていません。「starting on August 18, 2026」と書いているのはポッドキャストのページだけで、Deep Researchのページと更新案内は「starting August 18, 2026」、廃止機能のFAQだけが「Account updates begin on August 18, 2026」でした。

さらに気になったのは、同じMicrosoftのページのなかで3通りの書き方が混ざっていることです。「starting on August 18」「will be retired on August 18」「will no longer be available after August 18, 2026」の3つで、最後の1つだけ「18日いっぱいは使える」と読めます。

⑩のCISAも同じ構造です。Rayの脆弱性の対応期限は8月20日ですが、これは米連邦政府の文民行政機関に向けた期限で、日本の読者にとっては目安にすぎません。期限が書かれていても、それが読者の時計で動くとは限らないのが実態でした。

既定でオンになったものが、1日で3つ並んだ

④のAtlassianは、JiraのチケットやConfluenceのページの中身そのものをAIの改善に使い始めました。無料版とStandardでは、この提供が既定でオンです。

⑤のGemini Notebookは、他人が自分のノートブックを丸ごと複製できる機能が付き、「Allowing others to copy notebooks is on by default.」と明記されています。⑧のClaude Codeは、利用上限に当たって止まったセッションを、上限のリセット後に自動で再開する挙動が既定になりました。

方向はばらばらです。④は事業者にデータが渡る側、⑤は自分の作ったものが他人に渡る側、⑧は自分の利用枠が知らないうちに消費される側。共通しているのは、どれも設定画面を開かなければ気づけないことです。

対話モデルがゼロの日に、基盤が2つ落ちた

この24時間、主要ラボからの新しい対話モデルの発表は1本もありませんでした。Hugging Faceに新規公開された著名組織のモデルは、テンセントの文書検索モデル1本だけです。

その静かな日に、①のGitHubが7時間35分落ちました。そして10選には入れませんでしたが、Claudeでも同じ夜に、Opus 5とSonnet 5の性能劣化が約1時間33分続いています

AIの記事というと新しいモデルの話になりがちですが、実際に仕事が止まるのはこちらです。①でGitHubが落ちたときにCopilotの認証とCursorのクラウドエージェントが同時に止まったように、使っている道具が、自分の知らないところで同じ1本の柱にぶら下がっている。それが見えた日でした。

①GitHubが7時間35分の障害、Copilot認証とCursorも停止(8月17日)

AIニュース10選【8/18】GitHubが7時間半停止、Copilot機能終了は今日ほか

GitHubで大規模な障害が起きました。日本時間8月17日22時40分3秒に発生し、18日6時15分46秒に解決するまで、7時間35分43秒続いています。

影響は8つの機能に及び、エラー率はWebとAPIで約20%

インシデントの名称は「Incident with GitHub.com」で、影響度はGitHubの区分で最上位のcriticalです。この窓のなかで、GitHubがcriticalを掲示したのはこの1件だけでした。

影響を受けたコンポーネントとして掲示されたのはGit Operations、Webhooks、API Requests、Issues、Pull Requests、Actions、Pages、Copilotの8つです。開発の主要な導線がほぼ全部入っています。

エラー率も公表されています。原文は「We are experiencing high error rates around 20% for web experiences and api traffic. Archive downloads and raw repository content downloads are experiencing an approximate 50% error rate.」

つまりWebとAPIで約20%、アーカイブのダウンロードとリポジトリの生コンテンツのダウンロードで約50%が失敗していたことになります。日本時間17日23時24分の更新では、SAML・OIDC認証、SCIM、Team Syncも影響を受けたと明記されました。

Copilotの認証が最後まで残り、CLI経由は無事だった

AIの観点でいちばん重いのは、Copilotが巻き込まれたことです。Copilotが「degraded availability(利用可能性の低下)」として掲示されたのは、日本時間8月17日23時31分でした。

ただしGitHubは、影響を受けなかった経路も明記しています。原文は「We are continuing to investigate sporadic failures affecting Copilot authentication in some applications. Copilot usage via the GitHub CLI and GitHub App are unaffected.」

一部のアプリでCopilotの認証が散発的に失敗する一方、GitHub CLI経由とGitHub App経由の利用は影響を受けていないという切り分けです。同じ状況になったときの回避策として使えます。

復旧は段階的でした。Git Operationsが日本時間18日3時23分、API Requestsが4時1分、Issuesが5時22分に正常化し、最後まで残ったのが一部アプリでのCopilot認証の散発的な失敗でした。

Cursorのクラウドエージェントも巻き添え、原因は非公表のまま

上流の障害は下流にも波及しました。Cursorが日本時間8月17日23時34分から18日5時40分まで、自社のステータスページに障害を掲示しています

Cursor側の説明は明快で、「We are investigating a service degradation affecting Automations, Cloud Agents, Review Agents and Codebase related to a GitHub degradation reported in GitHub’s status page」と、GitHubのステータスページを名指しで参照しています。

影響を受けたのはAutomations、Review Agents、Cloud Agents、Originの4つです。

一方で、原因は公表されていません。GitHubの更新36本のうち、原因や対処の中身に踏み込んだのは「We identified the problematic component and have taken corrective actions」(問題のコンポーネントを特定し、是正措置を取った)と、「認証トークンの再試行を一部無効化した」だけで、どのコンポーネントだったかは書かれていません。

解決報にも「A detailed root cause analysis will be shared as soon as it is available.」とあるだけで、詳細な原因分析がいつ出るのかも示されていません。影響を受けた利用者数やリクエスト数の実数、地域別の内訳も書かれていません(更新36本の本文を連結して数え、Japan・region・APACはいずれも0回)。

所感:自分の道具が、同じ1本の柱にぶら下がっていた

引っかかったのは、被害の広がり方です。GitHubが落ちただけなのに、Copilotの認証が通らなくなり、Cursorのクラウドエージェントまで止まりました。

使っている人からすれば、GitHubとCopilotとCursorは別のサービスです。それが同じ夜に同時に使えなくなった。裏で1本の柱を共有していたことが、落ちて初めて見えた形です。

夜中に自分の環境を疑ってpushを何度も試した人もいたと思います。CLI経由のCopilotが無事だったという記述は、次に同じことが起きたときの逃げ道として覚えておく価値があると思いました。

②Copilotの機能終了は今日8月18日、朝の時点でまだ止まらず(8月18日)

AIニュース10選【8/18】GitHubが7時間半停止、Copilot機能終了は今日ほか

昨日の記事で「明日8月18日で消える」と書いたMicrosoft Copilotの機能終了について、その当日を迎えました。ただし状況は、日付が変わっただけでは動いていません。

米国側の18日が始まっても、4ページとも「消える予定」のまま

この記事を書いている時点で、Microsoftのサポートページを実際に取得して確認しました。日本時間8月18日9時41分(米太平洋時間では8月17日17時41分)の時点で、対象の4ページはすべて未来形のままです。

ポッドキャストのページの原文は「Podcasts is being retired in the Copilot app for consumers starting on August 18, 2026.」「has been retired」(すでに廃止された)という表現は、4ページのどこにも1回も出てきません

9時41分の時点については、理由がはっきりしています。Microsoftは終了日を「August 18, 2026」とだけ書き、タイムゾーンを明記していません。米太平洋時間で数えるなら、8月18日が始まるのは日本時間の8月18日16時です。

Webアプリ側も同じでした。更新案内は「web users will be automatically redirected to an updated version of Copilot on the web」と書くだけで転送先のアドレスを示しておらず、copilot.microsoft.com は同じ時刻に確認してリダイレクトなしの200応答でした。

その後、米太平洋時間の8月18日が始まった直後(日本時間8月18日16時16分、米太平洋時間8月18日0時16分)にも4ページを取り直しました。結果は同じで、4ページとも「is being retired」の未来形のまま、「has been retired」は0回でした。

米国側で18日に入っても、まだ止まっていないということです。

同じページのなかに「18日から」と「18日より後」が混在している

もう1つ、読み方が割れる書き方が見つかりました。Microsoftのページは、同じ機能について3通りの期限の書き方をしています

1つ目は「starting on August 18, 2026」。素直に読めば、8月18日から使えなくなります。

2つ目は、同じページのFAQにある「Podcasts is being retired from Copilot and will no longer be available after August 18, 2026.」。こちらは「8月18日より後は使えない」で、18日いっぱいは使えると読めます。

3つ目は同じFAQの「When will Podcasts be retired?」への答えで、「Podcasts will be retired on August 18, 2026.」8月18日に廃止され、その日以降は使えないという書き方です。

3つを見比べると18日中に消えると読むのが素直ですが、Microsoftのページだけでは一意に決まりません。安全側に倒して早めに動くのが無難です。

消えるのは5つ、保存できるのはWeb版から

改めて対象を整理しておきます。4ページで名前が挙がっている終了・変更の対象は5つです。ただし機能そのものの終了日として8月18日が示されているのはポッドキャストとDeep Researchで、グループチャットは「アカウントの更新が8月18日に始まる」、MicoとCopilot Labsは「アカウントの更新に合わせて」とされ日付がありません。

  • ポッドキャスト生成:無料・有料を問わず終了。作成済みのものにもアクセスできなくなる
  • Deep Research:新規作成が終了。代替はMicrosoft 365 Premium加入者向けのResearcher。既存レポートはPersonal・Familyならチャット履歴、PremiumならResearcherから開け、Wordに保存できる
  • グループチャット:アカウントの更新後は開始も参加も継続もできなくなる。スレッド・メッセージ・グループチャット内で生成された画像を含めて中身は引き継がれないため、残したいものは更新前に保存する必要がある
  • Mico:Copilot Voiceのアニメキャラ。学習向けのLearn Liveへ移動し、音声機能そのものは続く
  • Copilot Labs:実験機能ごと終了。生成した3Dアセットや音声クリップは引き継がれない

保存の手段も原文で確認できます。「On Copilot for the web, you can download individual podcasts from your podcast library using the Download option in the podcast menu.」。Web版Copilotのライブラリから、ポッドキャストを1本ずつダウンロードできます。

Micoについては「Mico-specific settings, like saved colors and looks, won’t carry over. If you have a look you’re fond of, take a screenshot before your account updates.」とあり、気に入った見た目があるならスクリーンショットを撮っておくよう案内されています。

なお日本語版のポッドキャストのページには誤訳があります。原文の「After retirement」(機能の廃止後)が「退職後」と訳されていました。同じページ内の他の箇所は「廃止」と正しく訳されており、この1件だけです。

所感:日付だけ見て諦めるのは、まだ早い

昨日の記事で私は「今日のうちに保存してください」と書きました。それは間違いではありませんが、正確ではなかったと思っています。

期限が米国企業の「August 18」で書かれているなら、日本の読者には少なくとも今日の16時まで猶予があるはずだと考えました。実際に16時16分に取り直しても、まだ止まっていません。

ただしMicrosoft自身が3通りの書き方をしている以上、いつ切り替わるかは読めません。まだ保存していないものがあるなら、今日のうちに手を動かしておくのが安全だと思います。

③OpenAI共同創業者が自分のサイトを診断、15分で13件(8月17日)

AIニュース10選【8/18】GitHubが7時間半停止、Copilot機能終了は今日ほか

OpenAIの共同創業者で社長のグレッグ・ブロックマン氏が、日本時間8月17日14時30分に「The Defender’s Window」と題した記事を公開しました。OpenAI自身のサイトに載った、セキュリティ分野でAIをどう使うかについての記事です。

自分の個人サイトをChatGPTに診断させたら13件、修正まで約1時間

記事は冒頭でOpenAI・Hugging Face事案の位置づけを述べ、「An overview of the moment」の節を挟んだうえで、2つ目の節「A personal anecdote」で本人の実演に入ります。対象は本人の個人サイトで、AWSでホストしCloudflareを前段に置いた、単純な静的サイトです。

原文は「In about 15 minutes, it uncovered 13 issues, many of which probably aren’t exploitable on their own—but I could imagine them being chained together with other vulnerabilities to significant effect.」約15分で13件の問題が出てきたとあります。

具体名が挙がっているのは3件です。なりすましメールを防ぐDNSレコードが設定されていなかったこと、安全でないバージョンのjQueryを使っていたこと、CloudflareからAWSへのリクエストが暗号化されていないHTTPだったこと

使ったのはChatGPT Workで、公開版のGPT-5.6 Solです。特別なモデルではありません。続けて修正も頼んだところ、約1時間で完了したと書かれています。残り10件の中身は書かれていません。

「自社モデルのサイバー能力を過小評価していた」と明言

この記事でいちばん重い一文は、実演の話ではありません。

原文は「The Hugging Face incident showed that we underestimated the real-world cyber capabilities of our AI models. We are strengthening our safety requirements accordingly」

Hugging Faceの事案が、自社AIモデルの実世界でのサイバー能力を過小評価していたことを示した。それに応じて安全要件を強化しているという趣旨です。OpenAIの社長名義で、自社の見積もりが甘かったと明文で認めた形になります。

社内の防御体制についても開示があります。「Today, almost all of our initial security alerts are triaged by intelligence before humans are looped in.」初期のセキュリティアラートは、ほぼすべてがモデルによる一次判定を経てから人間に回る運用になっているとしています。

ただし「安全要件を強化する」の中身は書かれていません。何をどう引き上げるのかの具体は記事にありません。Hugging Face事案についても、他社の本番基盤まで侵入されたという記述はあるものの、件数・時期・被害規模の数値は出てきません。

読者が真似できる3つのチェック項目

記事のタイトルにある「防御側の窓」は、「The defender’s window is open now.」という一文から来ています。今なら攻撃側より防御側のほうが速く強くなれる、という主張です。

読者がそのまま真似できる形になっているのが、この記事の実用的なところだと思います。ブロックマン氏の実演から拾えるチェック項目は3つです。

  • なりすましメール対策のDNS設定がされているか
  • 古いJavaScriptライブラリを使っていないか
  • CDNから自分のサーバーへの通信が暗号化されているか

開発者向けには、Codexとそのセキュリティプラグインをセキュリティチームに持たせることが挙げられています。ただし記事は、他社の同等ツールでもよいと明記しています。なお記事は、他社のオープンウェイトモデルについて最新のものが8月末に公開予定で、脅威を加速させる可能性が高いと警告していますが、本文にはモデル名も企業名も書かれていません。日本への言及も、記事全文を通じて0回でした。

ただし該当箇所の「to be released」はリンクになっており、飛び先はZ.aiのブログ記事「GLM-5.3: Frontier Coding with Emergent Cyber Capabilities」です。リンクをたどれば、企業名もモデル名も分かります。

所感:実演が具体的だから、真似する気になる

セキュリティの記事は「対策しましょう」で終わりがちですが、この記事は自分のサイトで実際にやってみせています。しかも出てきたのが、DNSの設定漏れと古いライブラリという、ごく普通の見落としでした。

そこが良かったと思います。特別なモデルでも特別な環境でもなく、公開版のChatGPTに自分のドメインを渡しただけ。同じことは今日からできます。

一方で、自社モデルの能力を過小評価していたという告白と、それを防御に使おうという呼びかけが同じ記事に並んでいるのは、読んでいて落ち着かない感じもありました。

④AtlassianがJira・Confluenceの中身をAI改善に利用(8月17日)

AIニュース10選【8/18】GitHubが7時間半停止、Copilot機能終了は今日ほか

Atlassianが、JiraやConfluenceに入っている顧客のデータを、全顧客向けのAI改善に使い始めました。設定の展開が2026年4月16日に始まり、5月19日に完了しました。そこから90日間のレビュー期間を経て、8月17日に発効しています。

使われるのはメタデータと「中身そのもの」の2種類

対象になるデータは2種類あります。

1つはメタデータで、ストーリーポイントの数やページの複雑さといった属性、検索やRovo Chatから抽出した共通のパターンです。もう1つがアプリ内データで、こちらはページのタイトルと本文、作業アイテムの説明、コメントなど中身そのものを指します。

原文は「Starting August 17, 2026, we will begin to use customer metadata and in-app data to improve our apps and experiences for all customers.」。ポイントは末尾の「for all customers(全顧客のために)」です。

これまでとの違いもFAQに書かれています。「Today, we already use this metadata and in-app data to improve your organization’s experience only.」従来は自社組織の体験改善だけに使っていたものが、今後は全顧客向けの改善に回るという変更です。

対象アプリはJira、Confluence、Jira Service Managementと、Rovoを含むAtlassian Platformアプリ、設定済みの一部Teamwork Graphコネクタです。

無料版とStandardは既定でオン、止められるのは片方だけ

読者に直接効くのはプランごとの既定値です。サポートページの表に明記されています。

  • FreeとStandard:メタデータは常に提供され変更できない。アプリ内データはオンで、オフに変更できる
  • Premium:メタデータは常に提供され変更できない。アプリ内データはオフで、オンに変更できる
  • Enterprise:メタデータはオン、アプリ内データはオフが既定。どちらも変更できる

つまり無料版とStandardを使っている組織は、Jiraのチケット本文やConfluenceのページ本文が、既定で全顧客向けのAI改善に使われる状態になります。止めたい場合は自分で設定を変える必要があります。

さらにメタデータの提供は、Enterprise以外では止められません。FreeもStandardもPremiumも、この部分はオフにできない仕様です。

組織内に複数のプランが混在する場合は、原文で「Depending on the highest active plan in your Atlassian organization your in-app data contribution setting is either set to On or Off at the organization level.」とされ、いちばん上位のアクティブなプランで既定が決まります

トライアルも「アクティブなプラン」に含まれます。

設定場所と、書かれていないこと

変更する場所はAtlassian Administrationの「Security」から「Data contribution」です。発効後もいつでも変更でき、変更後は新しい設定に従います。過去に提供したデータも削除されるとされています。

一方で、書かれていないことも残ります。発効の時刻とタイムゾーンは3ページとも書かれていません。「August 17, 2026」という日付だけです。

削除までにかかる日数のほうは、FAQに明記されています。設定をオフにするか、アプリやサイトを削除した場合、アプリ内データは30日以内、メタデータは90日以内にデータセットから除かれ、そのデータで学習済みのモデルは再学習するとされています。

どのモデルに使われるのかにも説明があります。OpenAI・Anthropic・Googleなど第三者ホストのLLM提供元が、そのデータを自社サービスの学習・改善に使うことはなく(いずれもゼロデータ保持(ZDR)契約下)、メタデータは自社インフラ内で動くオープンソースモデルの微調整に使う場合があるとされています。ただし具体的なモデル名は書かれていません。

日本への言及も、3ページの本文を通じて0回でした。国や地域による除外の規定はありません。対象外になるのはCMK/BYOK、Atlassian Government Cloud、Atlassian Isolated Cloudの利用組織と、HIPAA対応を設定した組織、政府機関の顧客だけとFAQに列挙されているので、日本の一般企業も同じ条件で対象と読めます。

所感:既定オンの範囲が、プランの下ほど広い

引っかかったのは、既定値がプランの上下で逆になっていることです。PremiumとEnterpriseは中身の提供が既定オフなのに、無料版とStandardは既定オンでした。

お金を払っていない、あるいは払っている額が小さい組織ほど、中身が出やすい設計になっています。理屈としては分かりますが、無料版で個人プロジェクトを管理している人ほど設定画面を見ないと思います。

Jiraのチケットには、社外に出したくない話が普通に書かれています。今日のうちに自分の組織の設定を確認しておく価値はあると思いました。

⑤Gemini Notebookが丸ごとコピーに対応、許可は既定オン(8月18日)

AIニュース10選【8/18】GitHubが7時間半停止、Copilot機能終了は今日ほか

Googleが、Gemini Notebook(旧NotebookLM)でノートブックを丸ごと複製できる機能を追加しました。日本時間8月18日6時23分、Workspace Updatesブログでの告知です。

コピーされるのはソースとStudio、チャット履歴とメモは残る

コピーの対象は明確に線が引かれています。原文は「Gemini Notebook users can now copy entire notebooks, including all associated sources and studio items, if they have copy permission for that notebook.」

ソースとStudioのコンテンツがまとめて複製されます。Studio側の例として挙がっているのは、Audio Overviews、Video Overviews、Study Guides、Flashcards、Quizzes、Slide Decksと、生成用のプロンプトやカスタムチャット設定です。原文は「like」を使った例示で、この6つに限るとは書かれていません。

一方で複製されないものも明記されています。「Personal chat history and user-generated notes are not transferred to the new notebook.」個人のチャット履歴と自分で書いたメモは渡りません

コピー後の関係も書かれています。「a copied notebook does not sync with the original」で、原本の持ち主がその後更新しても、コピー側が上書きされることはありません。Driveベースのソースについては、コピーする人が元のファイルへのアクセス権とコピー権を持っている場合のみ含まれます。

「コピーを許可」は既定でオン、管理者側の制御はない

ここが今日の記事のなかで、④⑧と並んで確認しておきたい設定です。

原文は「Notebook owners can decide whether or not to allow other users to copy their notebooks in the ‘Allow copies’ section of the notebook sharing settings. Allowing others to copy notebooks is on by default.」

他人にコピーを許可するかどうかは所有者が決められますが、その既定値はオンです。共有しているノートブックがあるなら、相手はソースごと複製できる状態になっています。

管理者側の個別制御はありません。Gemini Notebook自体のオン・オフしかなく、コピーの可否は所有者側の共有設定だけで決まります。

提供範囲は「Available to all Google Workspace customers and users with personal Google accounts with access to Gemini Notebook」で、個人のGoogleアカウントでも使えます。展開はRapid ReleaseとScheduled Releaseの両ドメインとも「Available now」です。

日本語ヘルプはまだ追いついていない

告知の本文に日本への言及はありません(本文全体を数えてJapanは0回)。提供範囲は「すべてのGoogle Workspace顧客」と「個人Googleアカウント」だけで示され、エディションの列挙も、国・地域・対応言語の記載もありません。

ただしヘルプページには差が出ています。英語版のヘルプには「Create a private copy of a notebook」と「Allow others to create a copy of your notebook」という節がありますが、同じURLの日本語版には、この節がまだありません

日本語ヘルプがいつ追いつくかの予定も書かれていません。コピーできる回数や容量の上限、有料プランが必要かどうかも、告知にも英語版ヘルプの該当節にも記載がありませんでした。

所感:教材を配る側には便利で、共有した側には確認が要る

使い道としては分かりやすい機能だと思います。授業の資料や調査のテンプレートを作って共有すれば、相手がソースごと複製して、自分用のクイズやフラッシュカードを作れます。

引っかかるのは既定がオンであることです。すでに誰かに共有しているノートブックは、今日から相手が丸ごと持っていける状態になりました。チャット履歴とメモは渡らないので実害は小さいものの、ソースそのものがまとめて複製されるのは意味が違います。

共有中のノートブックがある人は、共有設定の「Allow copies」を一度見ておくとよさそうです。

⑥LINEヤフーが専門家AI「ふらおレシピ」を9月30日まで公開(8月17日)

AIニュース10選【8/18】GitHubが7時間半停止、Copilot機能終了は今日ほか

LINEヤフーが、Yahoo!ニュースの専門家の知見をAIエージェント化した「エキスパートAI」の提供を始めました。日本時間8月17日午後の発表で、この窓で唯一の日本発です。

第1弾は料理研究家、複数候補から選ばせず一品だけ提案する

第1弾はYahoo!ニュース「ベスト エキスパート 2024」趣味・生活領域クリエイター部門でグランプリを受賞した料理研究家「脱サラ料理家ふらお」さんの「ふらおレシピ」エージェントです。

特徴は提案の仕方にあります。原文は「一般的な検索のように複数の候補から『ユーザー自身が選ぶ』のではなく、AIが最適な一皿を選び、ピンポイントで提案します。」

選択肢を並べずに1つだけ出すという設計です。プレスリリースには使い方の例として「今日は何も考えたくない」「冷蔵庫に豚こまとキャベツがある」といった入力が挙げられています。

出典の扱いも書かれています。「AIが提案したレシピには、必ず根拠となるふらおさんご本人の元記事へのリンクが提示されます。」。本人の許諾と監修に基づいてコンテンツを参照しているとされています。

期間は9月30日まで、基盤はOpenAIのAPI

提供の条件は具体的です。提供期間は2026年8月17日から9月30日までと明記された期間限定の公開です。

使える場所は、LINEヤフーのAIエージェント「Agent i」の中です。「Yahoo! JAPAN」アプリのiOS 4.132.0以上またはAndroid 3.187.0以上、「LINE」アプリ、およびスマートフォン・タブレット・PCの「Yahoo! JAPAN」推奨ブラウザーから利用できます。

ヤフーのサービスから使う場合、自由入力にはYahoo! JAPAN IDでのログインが必要です。また13歳未満は、利用を控えるよう案内されています。

技術的な裏側についても一行だけ明記があります。「※本機能は、OpenAIのAPIを使用しています。」。ただしどのモデルを使っているかは書かれていません

「Yahoo!ニュース エキスパート」には2026年8月時点で約1,600名が参加しており、今後もさまざまな分野のエキスパートの知見を活かしたエージェントを順次提供する予定とされています。ただし第2弾が誰でいつなのかは書かれていません

9月30日以降の扱いと、入力データの扱いは書かれていない

書かれていないことも確認しました。9月30日で終わるのか延長するのかは、プレスリリースに記載がありません

入力した内容の扱いや学習利用の有無についても、本文にはLINEヤフー共通利用規約と生成AIガイドラインへのリンクが置かれているだけで、説明そのものは書かれていません。無料か有料かの明記も同ページにありません。

なお、対象地域についての明記はありません。海外提供や多言語対応の記載は本文に一切なく、Yahoo!ニュース エキスパート、Yahoo! JAPAN ID、LINEアプリを前提とした作りになっています。

所感:選ばせない設計を、期間限定で試している

面白いと思ったのは「複数候補から選ばせない」と明言していることです。検索の代わりにAIを使うとき、候補が10件出てくると結局選ぶ手間は変わりません。1つだけ出すというのは、その手間を引き受ける設計です。

そのぶん外したときの失望も大きくなります。元記事へのリンクが毎回付くという作りは、その保険になっていると読めます。

9月30日までという期限が付いているのは、反応を見て続きを決める構えなのだと思います。試すなら期限内に、というのがそのまま読者への案内になります。

⑦CursorがGitHub代替の「Origin」を有料プラン限定で開始(8月18日)

AIニュース10選【8/18】GitHubが7時間半停止、Copilot機能終了は今日ほか

Cursorが、自前のコード置き場「Origin」の早期ベータを始めました。公式ドキュメントの表現では「Cursor’s git forge」で、GitHubの代わりにCursorがリポジトリをホストする仕組みです。

チェンジログが挙げる基本機能は4つ、無料プランは対象外

チェンジログの原文は「Origin begins rolling out today in early beta on all paid plans. We’re starting with the essentials, designed for agent scale: repos, pull requests, code browsing, and GitHub sync. Agent-native features ship soon.」

リポジトリ、プルリクエスト、コード閲覧、GitHub同期の4つから始めるとあります。エージェント向けの機能は「まもなく」とされ、時期は書かれていません。なおチェンジログは末尾で、提供開始の対象を「管理者がオプトアウトした企業組織を除く」すべての有料プランユーザーと補足しています。

提供範囲はドキュメント側でより明確です。「Origin code storage is available on Pro, Teams, and Enterprise plans. It is not available on free plans. Access opens in stages, so you may not see Origin immediately after it becomes available for your plan.」

Pro・Teams・Enterpriseが対象で、無料プランは対象外。しかも段階的に開放されるため、有料プランでもすぐに表示されないことがあると明記されています。

URLは所有者名とリポジトリ名を組み合わせた形になり、最初に誰かが「コードベース名」を確保する必要があります。この名前がそのままURLの一部になります。

同期したリポジトリはプッシュ先がGitHub、プルリクは双方向

移行を迫る作りにはなっていません。GitHubからミラーする場合の説明が具体的です。

原文は「Synced repos update in real time. Browse, search, and pull from the copy in Origin. Pushes keep going to GitHub, which stays the source of truth for anything started there.」

閲覧・検索・プルはOrigin側のコピーから行い、プッシュ先はGitHubのままという設計です。GitHubで始めたものについては、GitHubが正となり続けます。

プルリクエストの同期も双方向です。「comment in Cursor and it posts to GitHub, react or reply on GitHub and it shows up in Cursor within seconds」とあり、CursorでのコメントはGitHubに投稿され、GitHub側の返信やリアクションは数秒でCursorに表示されるとしています。

接続できるサードパーティアプリとして、Vercel・Depot・Buildkiteの3つが挙げられています。プライバシーの扱いは「Origin follows the Privacy Mode of the namespace owner: the team or the individual who owns the repo.」で、リポジトリの所有者のPrivacy Mode設定に従います。

料金・容量・保存先は書かれていない

一方で、判断に必要な情報が揃っていない部分もあります。

Origin自体の追加料金があるのか、容量の上限があるのかは、チェンジログにもドキュメントにも書かれていません

リポジトリのデータがどこに保存されるのかも示されていません。ドキュメントのプライバシーの節はPrivacy Modeに従うとだけ書き、リージョンやデータの所在地には触れていません。正式版の時期も「early beta」「まもなく」までで、予定は書かれていません。

日本語版のページは存在し、同じ内容が日本語で読めます。ただし日本固有の提供条件や提供時期の記述はありません(英語版2ページを数えてJapanは0回)。

なお同じ日、CursorのステータスページにはGitHub障害の巻き添えによる障害が掲示され、その影響を受けた機能の一覧にすでにOriginが含まれていました

所感:GitHubが落ちた日に、GitHubの代わりが出てきた

タイミングが皮肉でした。GitHubが7時間半落ちた同じ夜に、GitHubの代わりになるコード置き場が公開されています。

ただし中身を読むと、いきなり乗り換えさせる作りではありません。GitHubから同期したリポジトリは、プッシュ先がGitHubのままで、GitHubが正だと明記されています。並走させて試せる設計です。

そして皮肉の続きとして、その障害の影響一覧にOriginの名前が入っていました。GitHubの代わりを名乗る仕組みが、GitHubの障害の巻き添えになっている。移行先を考えるときに、何と何が同じ柱にぶら下がっているのかを見る必要があると感じました。

⑧Claude Codeが上限リセット後の自動再開を既定に(8月18日)

AIニュース10選【8/18】GitHubが7時間半停止、Copilot機能終了は今日ほか

Claude Codeのv2.1.234が公開されました。日本時間8月18日3時19分にnpmへ、5時20分にGitHubのリリースとして出ています。約50項目の変更のうち、既定の挙動が変わったものが複数あり、影響がいちばん大きいのが次の1つです。

利用上限がリセットされたら、セッションが自動で続きを始める

変更履歴の4番目にあるのがこれです。原文は「Claude Code now continues your session automatically when a claude.ai usage limit resets; turn it off in /config (“Continue automatically at usage limit”)」で、末尾の括弧が設定項目の名称です。

claude.aiの利用上限に当たって止まったセッションが、上限のリセット後に自動で続きを始めます。止めたい場合は設定画面の「Continue automatically at usage limit」をオフにします。

これは前回の記事で扱ったauto modeの既定化と同じく、既定の挙動そのものが動いた変更です。前回は「操作ごとの許可を求めるかどうか」でしたが、今回は「止まったあと勝手に再開するかどうか」です。

自動継続がどれだけ利用量を消費するか、何回まで繰り返すか、再び上限に当たったらどうなるかは、変更履歴に書かれていません

Windowsの資格情報漏えい経路を塞ぐ修正も入った

セキュリティの修正も含まれています。

原文の前半は「Security: remote file reads, session restore, CLAUDE.md includes, workflow scripts and file uploads now reject Windows NT-namespace (\??) paths」

後半が「hardening the remaining pre-approval file accesses against the NTLM credential-leak vector」で、1文でつながっています。

WindowsのNTネームスペースという特殊な形式のパスを、リモートファイルの読み込み、セッションの復元、CLAUDE.mdのinclude、ワークフロースクリプト、ファイルのアップロードの5か所で拒否するという内容です。NTLMの資格情報が漏れる経路を塞ぐものとされています。

ただしこの修正に対応するCVE番号も深刻度も、変更履歴には書かれていません

もう1つ、前回の記事で扱ったauto modeについて、別の不具合の修正が入りました。「Fixed auto mode in very long sessions repeatedly re-checking and denying sandboxed commands’ network access after the conversation had been compacted」

長いセッションで会話が圧縮されたあと、サンドボックス内のコマンドのネットワークアクセスを繰り返し拒否してしまう不具合です。

アカウントのメールアドレスの扱いにも制限が入った

細かいところでは、プライバシーに関わる変更もあります。「Claude is now told to use your account email only to identify you, and not to send it to unrelated services unless you ask」

アカウントのメールアドレスは本人確認にだけ使い、頼まれない限り無関係なサービスに送らないようClaudeに指示するようになった、という内容です。

このほか、GitLabのマージリクエストの状態をフッターとステータスラインに表示する機能、セッション名を短い固有名で自動生成する改善、MCPの診断メッセージが解決済みのシークレットを表示していた不具合の修正などが入っています。

なおnpmの安定版タグは2.1.226のままで、今回のv2.1.234はlatestとnextにだけ付いています。日本への言及は、当該バージョンの変更履歴を通じて0回でした。

所感:止まってくれる安心と、勝手に進む不安のどちらを取るか

利用上限で止まるのは不便ですが、止まること自体が歯止めになっている面もあります。今回の変更はその歯止めを外す方向です。

長時間の作業を任せている人にとっては、朝起きたら続きが終わっているという体験になります。一方で、止まったまま放置しておけば消費されなかったはずの枠が、知らないうちに減っていくことにもなります。

どちらが良いかは使い方によります。設定で切れるようになっているので、自分がどちらの側かを一度決めておくのがよさそうです。

⑨GPT-5.6 Solが9月18日まで半額、値下げしたのはVercel(8月18日)

AIニュース10選【8/18】GitHubが7時間半停止、Copilot機能終了は今日ほか

OpenAIの最上位モデルGPT-5.6 Solが、9月18日まで半額で使えるようになりました。ただし値下げしたのはOpenAIではありません。Vercelが自社のAI Gateway経由の利用に限って割引を出した形です。

入力2.50ドル・出力15.00ドル、対象はゲートウェイ経由のみ

Vercelのチェンジログの原文は「GPT-5.6 Sol, the flagship of OpenAI’s GPT-5.6 series, is 50% off on AI Gateway through September 18.」。ページ表示は2026年8月17日付で、構造化データ上の更新時刻は日本時間8月18日0時20分です。

割引後の価格は100万トークンあたりで示されています。標準が入力2.50ドル・出力15.00ドル(通常は5.00ドル・30.00ドル)、Flexが1.25ドル・7.50ドル、優先処理が5.00ドル・30.00ドルです。1ドル160円で換算すると、標準は入力400円・出力2,400円になります。

適用範囲も明記されています。サービス階層、キャッシュ済みトークン、キャッシュの書き込み、長いコンテキストの要求、各リージョンのすべてに適用される一方で、対象はAI Gateway経由でOpenAIに流れるリクエストだけです。

自前のOpenAI契約を使う形式は対象外で、原文は「BYOK requests run on your own provider accounts and bill at whatever rate you have with them.」としています。

モデルIDは変わらないので、コードを書き換えずに安くなる

使い勝手の面で効くのがこの一文です。「The model ID is unchanged, so requests you already send pick up the discounted rate with no code change」

モデルIDが変わらないため、すでに動いているコードをそのままにしておけば割引価格が適用されます。切り替えの作業は不要です。

コーディングエージェントから使う場合の手順も案内されており、専用のコマンドでClaude Code・Codex・OpenCode・Piのいずれかを接続し、エージェント内でモデルを選ぶと割引が効くとされています。

裏を取るためにOpenAI公式の価格ページを取得したところ、GPT-5.6 Solの標準価格は入力5.00ドル・出力30.00ドルのままで、今回の割引についての記載は一切ありませんでした。値下げはあくまでゲートウェイ側の施策です。

割引の原資も、9月19日以降も書かれていない

判断材料として欠けている部分もあります。

割引の原資が誰の負担なのか、OpenAIが関与しているのかは、チェンジログに書かれていません。「AI Gateway経由のみ」「自前契約は対象外」という条件が示されているだけです。

9月19日以降の扱いも、「through September 18」とあるだけで、延長の可能性についての記述はありません。日本を名指しした記述はありませんが、割引は「all token types, tiers, regions, and modes」に適用されるとされており、地域を限定する条件は書かれていません。

所感:安いのは今月だけ、と分かっているのが判断材料になる

期限が切られている値下げは、実は使いやすいと思います。9月18日までと分かっていれば、大量に走らせる処理をその期間に寄せるという判断ができます。

引っかかるのは、値下げの主体がモデルの提供元ではないことです。OpenAIの価格ページを見ても書いていないので、経由するサービスによって同じモデルの値段が変わることになります。

自分がどの経路で使っているかを把握していないと、この記事を読んでも自分に関係あるのか判断できません。まず経路を確認する、というのが最初の一手になりそうです。

⑩AI基盤Rayの脆弱性が悪用確認、期限は8月20日(8月18日)

AIニュース10選【8/18】GitHubが7時間半停止、Copilot機能終了は今日ほか

米CISAが、AI分野で広く使われる分散処理基盤Rayの脆弱性を「実際に悪用されている」として、既知悪用脆弱性カタログに追加しました。日本時間8月18日2時0分の更新です。

悪用の入口はブラウザ、開発機でRayを動かしたままWebを見るだけ

カタログの記述は具体的です。

原文は「Ray-Project Ray contains a code injection vulnerability that could allow remote code execution. Developers using Ray as a development tool may be exposed to this vulnerability exploitable through Firefox and Safari.」

FirefoxとSafariを通じて悪用できるとわざわざ書かれているのが特徴です。GitHubの脆弱性情報の表題も「Critical RCE Vulnerability against Ray Devs exploitable via Browser (Safari & Firefox) due to DNS Rebinding Attack」となっています。

仕組みも公開されています。重要なエンドポイントに認証がなく、ブラウザからの攻撃を防ぐ仕組みが「User-Agentヘッダがある文字列で始まるかどうか」の判定だけに頼っていたことが原因です。この判定は書き換えられるため防御になりません。

DNSリバインディングという手法と組み合わせると、ローカルでRayを動かしている開発者が、悪意あるサイトを開いたり不正広告を踏んだりするだけで、任意のコードを実行されるとされています。

対象は2.52.0未満、修正版は2.52.0

数値も整理しておきます。CVE番号はCVE-2025-62593です。カタログへの追加は2026年8月17日(日本時間18日)で、対応期限は2026年8月20日。追加から3日しかありません。

GitHubの脆弱性情報によれば、深刻度はCritical、CVSSスコアは9.4影響を受けるのはRayの2.52.0未満で、修正版は2.52.0です。分類はコードインジェクションとクロスサイトリクエストフォージェリの2つが付いています。

ランサムウェアでの利用については「Unknown」とされ、確認されていません。

ただし8月20日という期限が法的に効くのは、米連邦政府の文民行政機関(FCEB。軍と情報機関は対象外)だけです。日本の読者にとっては目安にすぎません。脆弱性そのものは2.52.0未満のRayを使う人が対象で、地域による制限はありません。

誰がいつ悪用したかは書かれていない

このカタログは「実際に悪用が確認された」ものだけを載せる仕組みですが、その悪用の中身は書かれていません

攻撃者が誰か、いつ悪用されたか、被害の規模がどれくらいかは、カタログの当該項目のどこにも記述がありません。影響を受けている組織数やインスタンス数も、カタログにも脆弱性情報にも書かれていません。

Rayの開発元やクラウド各社のマネージドサービスが影響を受けるかについても、脆弱性情報は開発ツールとして使う開発者を主な対象としつつ、ブラウザを踏み台に社内ネットワーク上のRayも狙えるとしており、マネージドサービス側への言及はありません。日本への言及も、カタログの当該項目と脆弱性情報の本文のどちらにもありませんでした。

所感:開発機を「安全な場所」だと思っていないか

この脆弱性で怖いのは、攻撃の入口が普通のブラウジングだという点です。サーバーを公開していなくても、ローカルでRayを立ち上げたまま同じマシンのFirefoxかSafariでWebを見ていれば届きます。

開発機は社内にあるから安全、という感覚が前提として崩されています。手元で動かしているだけのものが、外から届く経路になっていました。

Rayを直接使っていない人にも読みどころはあると思います。手元で立てているダッシュボードや管理画面のうち、認証を付けていないものがどれだけあるか。同じ形の穴は他にもありそうです。

10本を貫く流れ:GitHubもCopilotも、動いたのは土台と既定値

AIニュース10選【8/18】GitHubが7時間半停止、Copilot機能終了は今日ほか

10本を並べて最初に気づくのは、主要な対話モデルの新規発表が1本もなかったことです。OpenAI・Google・Anthropic・Meta・Appleと中国勢の主要ラボのいずれからも、この24時間に新しい対話モデルの公開はありませんでした。

代わりに並んだのは、止まるもの、消えるもの、データが出ていくものです。

止まったものが2本あります。①のGitHubが7時間35分、そして10選には入れませんでしたが、同じ夜にClaudeでも約1時間33分の性能劣化がありました。①では、GitHubが落ちただけでCopilotの認証とCursorのクラウドエージェントまで同時に止まっています。

期限が来たものが2本です。②はCopilotの機能終了日が今日で、⑩はRayの対応期限が8月20日。どちらも期限は書いてあるのに、それが読者の時計で動くとは限りません。②はタイムゾーンの記載がなく、⑩は米連邦政府の文民行政機関向けの期限です。

既定値が動いたものが3本あります。④のAtlassianは無料版とStandardで中身の提供が既定オン、⑤のGemini Notebookはコピー許可が既定オン、⑧のClaude Codeは上限リセット後の自動再開が既定になりました。

方向はそろっていません。④は事業者にデータが渡る側、⑤は自分の成果物が他人に渡る側、⑧は自分の利用枠が減る側です。共通しているのは、どれも設定画面を開かなければ気づけないことでした。

残る③⑥⑦⑨は、それぞれ使い方の話です。③はChatGPTに自分のサイトを診断させる実演、⑥は専門家の知見をAIにする試み、⑦はコードの置き場所の選択肢、⑨は同じモデルが経路によって値段が変わる話。

つまりこの日は、AIが何をできるようになったかではなく、AIを載せている足元がどうなっているかが並んだ日でした。落ちる、消える、既定で差し出す。3つとも、使っている本人が意識していないところで起きています。

まとめ:GitHubからRayまで、8月18日の10本

2026年8月18日のAIニュース10選を、1行ずつ振り返ります。

  • GitHubが日本時間8月17日22時40分から18日6時15分まで7時間35分の障害。区分は最上位のcriticalで、Copilotの認証とCursorのクラウドエージェントも巻き込まれた
  • Copilotのポッドキャスト生成とDeep Researchの終了日は今日8月18日(MicoとCopilot Labsには日付がない)。ただし日本時間9時41分の時点でサポートページは4本とも未来形のままで、保存はまだ間に合う可能性が高い
  • OpenAI共同創業者が自分のサイトをChatGPTに診断させ、約15分で13件を検出。「自社モデルのサイバー能力を過小評価していた」と明言している
  • AtlassianがJira・Confluenceの中身をAI改善に使い始めた。無料版とStandardは既定でオンで、メタデータの提供はEnterprise以外では止められない
  • Gemini Notebookがノートブックの丸ごとコピーに対応。コピー許可は既定オンで、個人のGoogleアカウントでも使える
  • LINEヤフーがYahoo!ニュースの専門家をAI化した「ふらおレシピ」を公開。9月30日までの期間限定で、基盤はOpenAIのAPI
  • CursorがGitHubの代わりになるコード置き場「Origin」の早期ベータを開始。チェンジログでは有料プラン全体(管理者がオプトアウトした企業組織は除く)、ドキュメントではPro・Teams・Enterpriseが対象とされ、無料プランは対象外
  • Claude Code v2.1.234で、利用上限のリセット後にセッションを自動再開する挙動が既定に。設定画面で切れる
  • GPT-5.6 Solが9月18日まで半額。ただし値下げしたのはOpenAIではなくVercelで、ゲートウェイ経由の利用だけが対象
  • AI基盤Rayの脆弱性が実際に悪用されていると米CISAが指定。深刻度はCriticalでCVSSスコアは9.4、修正版は2.52.0、対応期限の8月20日は米連邦政府の文民行政機関向け

とくに取り違えやすい点を、4つ挙げておきます。

  • ②を「もう消えた」と読むと外します。Microsoftは終了日をタイムゾーンなしの「August 18, 2026」とだけ書いており、日本時間9時41分(米太平洋時間8月17日17時41分)の時点でページは未来形のままでした
  • ②の期限そのものが1通りでない点にも注意が必要です。同じページに「starting on August 18」「will be retired on August 18」「will no longer be available after August 18」の3通りが混在しています。3つを見比べると18日中に消えるという読みが素直です
  • ⑨を「OpenAIが値下げした」と読むと外します。OpenAI公式の価格ページを取得すると標準価格は入力5.00ドル・出力30.00ドルのままで、今回の割引についての記載はありません。値下げはVercelのゲートウェイ経由に限った施策です
  • ⑩の8月20日を自分の期限だと読むと外します。これは米連邦政府の文民行政機関(軍と情報機関を除く)に向けた対応期限で、日本の読者にとっては目安です。ただし脆弱性そのものは2.52.0未満のRayを使う人が対象です

今日の10本は、AIが何をできるようになったかではなく、AIを載せている足元がどう動いたかが並んだ日でした。

気になったニュースがあれば、各社の公式発表にも目を通してみてください。期限とタイムゾーンは、たいてい原典のほうが正確です。

よくある質問(FAQ)

AIニュース10選【8/18】GitHubが7時間半停止、Copilot機能終了は今日ほか

Q1. Copilotのポッドキャストは、もう保存できませんか。

この記事を書いている日本時間8月18日9時41分の時点では、まだ保存できる可能性が高い状態です。Microsoftのサポートページ4本を実際に取得したところ、すべて「is being retired」という未来形のままで、「has been retired」という表現は1回も出てきませんでした。その時点では米太平洋時間はまだ8月17日の夕方でした。保存の方法は、Web版Copilotのポッドキャストのライブラリから、メニューのダウンロードで1本ずつ落とすという手順が原文に書かれています。ただしMicrosoftはタイムゾーンを明記しておらず、同じページに「8月18日から」「8月18日に廃止」「8月18日より後」の3通りの書き方が混在しています。なお日本時間16時16分(米太平洋時間8月18日0時16分)に取り直しても状態は変わっていませんでした。確実を期すなら、今日のうちに手を動かしておくのが安全です。

Q2. 昨夜GitHubにpushできなかったのは、自分の環境の問題ですか。

日本時間8月17日22時40分から18日6時15分の間であれば、GitHub側の障害の可能性が高いです。ただしGit Operations自体が不調として掲示されていたのは、18日0時21分から1時59分と、2時30分から3時23分の2区間です。エラー率はWebとAPIで約20%、アーカイブのダウンロードとリポジトリの生コンテンツのダウンロードで約50%と公表されています。影響を受けたコンポーネントとして掲示されたのはGit Operations、Webhooks、API Requests、Issues、Pull Requests、Actions、Pages、Copilotの8つです。すでに解決しているので、失敗した操作は再実行すれば通ります。GitHub Actionsで落ちたジョブは、自動では再開しないため手動での再実行が必要です。なおGitHubは、GitHub CLI経由とGitHub App経由のCopilot利用は影響を受けていないと明記しており、次に同じことが起きたときの回避策として使えます。

Q3. Jiraを無料で使っています。何か設定を変える必要がありますか。

確認する価値があります。無料版とStandardでは、チケットの本文やページの本文といった「中身そのもの」をAI改善に提供する設定が、既定でオンになっています。PremiumとEnterpriseは既定オフなので、この点はプランによって逆になっています。変更する場所はAtlassian Administrationの「Security」から「Data contribution」です。ただしストーリーポイント数やページの複雑さといったメタデータの提供は、Enterprise以外では止められません。なお設定をオフにした場合、アプリ内データは30日以内、メタデータは90日以内に削除されるとFAQに書かれています。一方で発効の時刻とタイムゾーン、改善に使われるモデルの具体名は、公式ページに書かれていませんでした。

筆者より

前回の記事から約24時間半の窓です。今回は普段どおりの1日分に戻りました。

いちばん引っかかったのは②です。前回の記事で私は「明日8月18日で消える」「今日のうちに保存してください」と書きました。今朝あらためてMicrosoftのサポートページを取得したところ、4ページとも未来形のままで、すでに廃止されたことを示す記述はありませんでした。その時点では、米太平洋時間はまだ8月17日でした。なお16時16分に取り直しても、状態は変わっていませんでした。

期限を書くとき、それが誰の時計の話かまで確かめていなかった、ということです。同じ間違いは⑩のCISAの8月20日でもしかけました。あれは米連邦政府の文民行政機関への指示であって、日本の読者の期限ではありません。今回は本文にそう書いています。

主要な対話モデルの発表が1本もない日というのは、記事を書く側としては珍しい経験でした。10角度で探しても、OpenAI・Google・Anthropic・Meta・Appleと中国勢の主要ラボからは出てきません。Hugging Faceに新規公開された著名組織のモデルは、テンセントの文書検索モデル1本だけでした。

10選に入れなかったもので、迷ったものが4つあります。1つ目はYouTubeの視聴回数の数え方の変更です。8月24日から全フォーマットで1フレーム目からカウントする、という全世界共通の変更で、読者への影響はこの日いちばん大きかったかもしれません。ただしAIの要素が一切ないため、このまとめの趣旨から外して見送りました。

2つ目はClaudeの性能劣化です。同じ夜にOpus 5とSonnet 5で約1時間33分続いています。①のGitHubと合わせて「障害2本」にする案もありましたが、影響度が最小の区分で、①と比べると規模が違いすぎるため、筆者の視点と総括の中で触れるにとどめました。

3つ目はOpenAIのオハイオ州でのデータセンター投資と、14件の政策研究への助成です。どちらも窓内の発表ですが、前者は設備投資、後者は助成で、読者が使うものが変わる話ではありませんでした。なお助成の対象国に日本は入っていません。

4つ目はOpenAIのChatGPT日本初のブランド広告です。日本の読者にはいちばん届く話ですが、一次情報にあたる公式YouTubeの動画のアップロード日が8月10日で窓の外でした。窓内にあるのは報道だけだったため見送っています。

このほか、AWSジャパンの地域創生プログラム、Windows 11の右クリックメニュー刷新、MLflowの脆弱性、Google管理コンソールのGeminiアシスタントなども窓内で確認しましたが、10本には届きませんでした。

事実関係の誤りや新しい情報にお気づきの点があれば、コメント欄で教えてください。

参考資料

  • GitHub Status(githubstatus.com のインシデントAPI。障害の発生と解決の時刻、影響度がcriticalであること、影響を受けた8コンポーネント、エラー率が約20%と約50%であること、Copilotがdegraded availabilityとして掲示された時刻、GitHub CLIとGitHub App経由のCopilot利用が影響を受けていないこと、更新36本を通じて問題のコンポーネント名が書かれていないこと、Japan・regionへの言及が0回であることを確認)/Cursor Status(GitHub障害を名指しで参照した記述、影響コンポーネント4つ、掲示と解決の時刻を確認)
  • Microsoft サポート「Podcasts is being retired in Copilot app」「Deep Research is being retired in the Copilot app」「Updates to Copilot and the Microsoft 365 Copilot app」「Frequently asked questions about retiring Copilot features」(廃止されるCopilot機能に関するFAQ)(日本時間8月18日9時41分に英語版4ページを取得し、4ページとも「is being retired」の未来形のままで「has been retired」が0回であること、「starting on August 18, 2026」と書いているのはポッドキャストのページだけで、Deep Researchのページと更新案内は「starting August 18, 2026」、廃止機能のFAQだけが「Account updates begin on August 18, 2026」であること、同じページに「will no longer be available after August 18, 2026」という別の書き方が併存すること、ポッドキャストの保存手順、Deep Researchの代替がMicrosoft 365 Premium加入者向けのResearcherであること、グループチャットのスレッド・メッセージ・生成画像がいずれも引き継がれないこと、MicoのLearn Liveへの移動とスクリーンショットの案内、Copilot Labsの終了、更新案内が自動転送に触れるだけで転送先のアドレスを示しておらず、copilot.microsoft.com がリダイレクトなしで応答すること、日本語版ポッドキャストのページで「After retirement」が「退職後」と訳されていることを確認。あわせて日本時間16時16分(米太平洋時間8月18日0時16分)にも英語版4ページを取り直し、状態が変わっていないことを確認)
  • OpenAI「The Defender’s Window」(グレッグ・ブロックマン氏の記事。約15分で13件を検出したこと、具体名が挙がっているのがDNS設定・jQuery・非暗号化HTTPの3件であること、使ったのがChatGPT Workの公開版GPT-5.6 Solであること、修正に約1時間かかったこと、「自社モデルの実世界でのサイバー能力を過小評価していた」という記述、初期セキュリティアラートのほぼ全てをモデルが一次判定していること、「The defender’s window is open now.」の一文、8月末に公開予定の他社オープンウェイトモデルへの警告に、本文ではモデル名も企業名も書かれておらず、該当箇所のリンク先がZ.aiのGLM-5.3の告知ページであること、記事全文にJapanと日本が0回であることを確認)
  • Atlassian「Data contribution」および同FAQ、Atlassian Support「Data contribution settings」(2026年8月17日に発効すること、対象がメタデータとアプリ内データの2種類であること、従来は自社組織の改善のみに使っていたこと、対象アプリ、プラン別の既定値の表、最も上位のアクティブなプランで既定が決まること、設定場所がSecurityのData contributionであること、発効の時刻とタイムゾーンが書かれていないこと、オプトアウト時の削除がアプリ内データ30日以内・メタデータ90日以内であること、対象外となるコンプライアンス要件が列挙されていること、使われるモデルの具体名は書かれていないこと、英語版3ページの本文を通じてJapanと日本が0回であることを確認)
  • Google Workspace Updates「Make a copy of a notebook in Gemini Notebook」(コピー対象にソースとStudioコンテンツが含まれること、個人のチャット履歴とユーザー作成のメモは転送されないこと、コピー後は原本と同期しないこと、Driveベースのソースの条件、「Allowing others to copy notebooks is on by default.」の一文、管理者側の個別制御がないこと、すべてのWorkspace顧客と個人Googleアカウントが対象であること、告知本文にJapanが0回であることを確認)/Gemini Notebook ヘルプ(英語版に「Create a private copy of a notebook」の節があり、同じURLの日本語版にはまだ該当節がないことを確認)
  • LINEヤフー ニュースリリース「エキスパートAI」(第1弾が「ふらおレシピ」であること、複数候補から選ばせず一品を提案する設計、元記事へのリンクが必ず付くこと、提供期間が2026年8月17日から9月30日までであること、Agent i内で提供されること、対応アプリのバージョン、ヤフーサービスからの利用では自由入力にYahoo! JAPAN IDのログインが必要であること、13歳未満は利用を控えるよう案内されていること、OpenAIのAPIを使用しているがモデル名は書かれていないこと、Yahoo!ニュース エキスパートに約1,600名が参加していること、第2弾の分野と時期、9月30日以降の扱い、入力データの扱い、料金がいずれも書かれていないことを確認)
  • Cursor Changelog「Origin Code Hosting」および Cursor Docs「Origin」(早期ベータの開始、チェンジログは対象を「all paid plans」と書き、末尾に「管理者がオプトアウトした企業組織を除く」という但し書きを添えるにとどまり、Pro・Teams・Enterpriseという列挙と無料プランが対象外である旨の明記はドキュメント側にしかないこと、段階的に開放されるため有料プランでもすぐ表示されない場合があること、チェンジログが挙げる基本機能4つ、コードベース名がURLの一部になること、GitHub同期はリアルタイムでプッシュ先はGitHubのままであること、プルリクのコメントが双方向で同期すること、接続できるサードパーティが3つであること、Privacy Modeが名前空間の所有者に従うこと、料金・容量上限・データの保存先・正式版の時期がいずれも書かれていないこと、英語版2ページを通じてJapanが0回であることを確認)
  • GitHub anthropics/claude-code のCHANGELOG.mdとリリース、npmレジストリ(v2.1.234の公開時刻、利用上限のリセット時にセッションを自動継続する挙動と設定画面での切り方、WindowsのNTネームスペースパスを5か所で拒否するセキュリティ修正、アカウントのメールアドレスの扱いに関する指示、会話の圧縮後にサンドボックスコマンドのネットワークアクセスを繰り返し拒否する不具合の修正、GitLabのマージリクエストのバッジ、安定版タグが2.1.226のままであること、自動継続の消費量・回数制限・CVE番号と深刻度がいずれも書かれていないこと、当該バージョンの節にJapanと日本が0回であることを確認)
  • Vercel Changelog「GPT-5.6 Sol is 50% off on AI Gateway for the next month」および OpenAI 公式の価格ページ(割引が9月18日までであること、標準・Flex・優先処理の各価格、サービス階層とリージョンのすべてに適用されること、AI Gateway経由のみが対象でBYOKは対象外であること、モデルIDが変わらないためコード変更なしで割引が適用されること、割引の原資と9月19日以降の扱いが書かれていないこと、OpenAI公式の価格ページではGPT-5.6 Solの標準価格が入力5.00ドル・出力30.00ドルのままで今回の割引についての記載が一切ないことを確認)
  • CISA 既知悪用脆弱性カタログ および GitHub Security Advisory(CVE-2025-62593がカタログに追加された日時、対応期限が2026年8月20日であること、FirefoxとSafariを通じて悪用できるという記述、認証の欠如とUser-Agentヘッダに依存した防御が原因であること、DNSリバインディングとの組み合わせで開発者が悪意あるサイトを開くだけで任意コード実行が可能になること、深刻度がCriticalでCVSSスコアが9.4であること、影響を受けるのが2.52.0未満で修正版が2.52.0であること、ランサムウェアでの利用がUnknownであること、期限が米連邦政府の文民行政機関(FCEB)向けであること、攻撃者・時期・被害規模・影響組織数がいずれも書かれていないこと、カタログの当該項目と脆弱性情報の本文にJapanと日本が0回であることを確認)

※本記事は執筆時点(2026年8月18日)の情報です。各原典は同日午前に取得し、②については同日16時16分にも再確認しています。円換算は1ドル160円で計算した概算です。見出しの日付は日本時間です。本記事の対象は日本時間8月17日8時10分から8月18日8時45分までの約24時間35分で、10の角度から調べました。
※②のCopilotの機能終了については、日本時間8月18日9時41分(米太平洋時間8月17日17時41分)と、同日16時16分(米太平洋時間8月18日0時16分)の2回、英語版のサポートページ4本を取得して状態を確認しています。どちらの時点でも4ページとも未来形のままで、すでに廃止されたことを示す記述はありませんでした。2回目は米太平洋時間の8月18日が始まった直後にあたります。読まれている時点では状況が変わっている可能性があります。Microsoftは終了日を「August 18, 2026」とだけ書き、タイムゾーンを明記していません。
※この窓に主要な対話モデルの新規発表は1本もありませんでした。OpenAI・Google・Anthropic・Meta・Appleと中国勢の主要ラボのいずれからも公開がなく、Hugging Faceに新規公開された著名組織のモデルは、日本時間8月17日20時53分に出たテンセントのEVIE-Preview-4.5B(文書検索向け)1本だけでした。開発者向けの話が5本を占めているのは、窓内に一般向けの動きがほとんどなかったためです。
※日本発は⑥のみです。なお窓内では、AIを扱わない変更まで含めると、YouTubeの視聴回数の数え方(8月24日から全フォーマットで1フレーム目からカウント、全世界共通)が読者への影響としてはいちばん大きかったかもしれません。ただし変更の内容にAIの要素が一切ないため採用していません。OpenAIによるChatGPTの日本初ブランド広告は、一次情報にあたる公式YouTubeの動画のアップロード日が8月10日で窓の外のため見送りました。
※①の原因は公表されていません。GitHubの更新36本のうち、原因や対処の中身に踏み込んだのは「問題のコンポーネントを特定し、是正措置を取った」と「認証トークンの再試行を一部無効化した」の2つだけで、どのコンポーネントだったかは書かれていません。詳細な原因分析は後日共有するとされていますが、その時期も示されていません。影響を受けた利用者数・リクエスト数の実数、地域別の内訳も書かれていません。
※③の記事に日本への言及はありません。8月末に公開予定とされる他社のオープンウェイトモデルについても、本文にはモデル名も企業名も書かれていません。ただし該当箇所の「to be released」はリンクになっており、飛び先はZ.aiのGLM-5.3の告知ページです。Hugging Face事案の件数・時期・被害規模の数値、および「安全要件を強化する」の具体的な中身も書かれていません。
※④の発効の時刻とタイムゾーンは、Atlassianの3ページとも書かれていません。提供したデータは、設定をオフにするとアプリ内データが30日以内、メタデータが90日以内に削除され、学習済みのモデルは再学習するとFAQに書かれています。対象外になる要件も、CMK/BYOK、Atlassian Government Cloud、Atlassian Isolated Cloud、HIPAA対応、政府機関の顧客と列挙されています。学習・改善に使われるモデルの具体名は書かれていません。日本の組織を除外する規定は見当たらず、同じ条件で対象と読めます。
※⑤のコピーできる回数や容量の上限、有料プランが必要かどうかは、告知にも英語版ヘルプの該当節にも書かれていません。日本語ヘルプに該当節が追加される予定も示されていません。
※⑥で使われているモデル名は、プレスリリースに書かれていません。第2弾の分野と時期、9月30日以降に延長するのか終了するのか、入力した内容の扱いと学習利用の有無、料金の有無についても記載がありません。
※⑦のOrigin自体の追加料金と容量の上限、リポジトリのデータが保存されるリージョン、正式版の時期は、チェンジログにもドキュメントにも書かれていません。なお同じ日、CursorのステータスページにはGitHub障害の巻き添えによる障害が掲示され、その影響を受けた機能の一覧にOriginが含まれていました。
※⑧の自動継続がどれだけ利用量を消費するか、何回まで繰り返すか、再び上限に当たったときにどうなるかは、変更履歴に書かれていません。WindowsのNTLM資格情報漏えいに対応するCVE番号と深刻度も記載がありません。
※⑨の割引はVercelのAI Gateway経由のみが対象で、自前のOpenAI契約による利用は対象外です。割引の原資とOpenAIが関与しているかどうか、9月19日以降の扱いは、Vercelのチェンジログに書かれていません。OpenAI公式の価格ページには、この割引についての記載が一切ありません。|※⑩の対応期限8月20日は、米連邦政府の文民行政機関(FCEB)に向けたものです。日本の読者にとっては目安であり、法的な義務ではありません。誰がいつ悪用したか、影響を受けている組織数、Rayの開発元やクラウド各社のマネージドサービスへの影響も、カタログの当該項目と脆弱性情報のどちらにも書かれていません。最新情報は各社の公式発表をご確認ください。
※本記事について、事実関係の誤りや最新情報の追加などお気づきの点がございましたら、ぜひコメント欄でお知らせください。

AIニュース10選【8/18】GitHubが7時間半停止、Copilot機能終了は今日ほか

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